負けない私ができるまで(後編)
アロマセラピーに出会っていなかったら、と言うことを書きたかっただけなのに、誰が知りたい?っていう藤原綾子の伝記になってしまったけど、
私の備忘録的にも書いておこうと思って、書き続けます。
前編はこちら「負けない私ができるまで(前編)」
戦い続ける私
会社に入り、戦うことが定常化してきて、戦いの場に本気で挑まない人たちを軽蔑することすらあったかもしれません。
でもその戦いは、何かを得るためのものではなくて、誰かに勝つことが目的であって、勝ったから何がある?と言うもの。
したがって、この戦いは不毛で、終わりがありませんでした。
次々にモンスターがやってくるRPGだって、最後のボスを倒せば幸せな世界がやってくるはずなのに、私の世界は、戦えば戦うほど、自分の着ている鎧は重くなり、戦歴が評価されなくなり、勝って当たり前と言われるようになる(と、思い込んでいた)。
勝てなくなったら、私には価値がなくなる。と、自分を追い込んでいました。だから自分に厳しく、他人に厳しく・・・と、なっていたかもしれません。ひどいことも言ったし、しただろうと思います。
ってか、何と戦ってた?と、思いますけどね。。。
当時の同僚たちが、今でも私を信頼してくれることに心から感謝しています(懺悔)
身体を壊す
前にも書きましたが、そこで私は自分を追い込み過ぎて、自分を無価値だと思い始めて、アイデンティティを見失います。
そこからめまい、耳鳴り、起きられない、動けない、と言う症状が出ます。
私は、リクルートに入社後、同僚と結婚するのですが、「結婚後は、同じ会社にはいられないので、女性がやめるべきだ」と上司に勧告され(パワハラ?!)、会社を辞めます。
その後、縁のある会社を転々とするのですが、そこで出会う経済界、教育界のスーパースターたちの仕事っぷりは、今の私のビジネスマインドを作っています。これについてはまた別の記事にします。
考えてみたら、この「転々」癖は、ただの飽き性、興味の移り変わりだけではなく、アイデンティティの喪失による逃亡だったのだろうと思います。
私が私である理由、私の存在理由、存在価値のようなものを認めてもらうことが、私が戦う理由で、そうでなければ戦士としての意味をなさないと思っていたのかもしれません。
それが、ある時、急に戦線離脱を余儀なくされるわけです。会社に行かれない。起きれない。その前に、眠れない。があるのですが・・
戦うことをやめる
そこで様々な治療を試みるわけですが、全く改善する兆しがない。
そりゃそうです。負傷しているのに、戦場に出ようとするのですから、戦場に出るたびに傷が大きくなるばかりです。
何かないか?と手を伸ばしたベルガモット精油。詳しくはこちら
ここで私は、戦うことをやめる。と言う決意をするのです。決意って言うと大袈裟ですね。
勝手にそう言うモードになってた。と言う方が正しいかもしれません。
そうか、私は怪我をしているのか、戦場に出る必要はないのか。そうかそうか。って言うくらいです。
しかしこれを決めた瞬間、肩の力がスーッと抜けて、急に目の前が明るく開けたような、光が差し込んできたような感覚は忘れられません。
これに感動して、アロマセラピーを学ぼうと思うわけです。
負けない私になる
ここで私は戦わないことを選ぶようになります。それは結局、勝負をやめると言うことです。
だから、勝つこともないけど、負けないんです。
負けない私が誕生することになります。
実はこのことに気づいたのは、起業してから随分経ってからです。
戦わなくなったことで、私は負けない私になったんだ。あれだけ負けないようにと生きてきたはずなのに、あっという間に負けない私になれた。
負けない私になるって、すごく楽。
会社員になった時「負けていい」と思ったけど、負けていいと思うことは、まだ勝負の中にいたことで、勝負を辞めることが出来たら、つまり誰かと比べることを辞めたら、本当の意味で負けなくなるんだ。と、気づいたのです。
無敵な私と言うことは
今の私は無敵です^^ 無敵というのは、つまり全員味方です。
そう思えたら、自分の人生を誰もが認めてくれるのではないか?と思えるようになって、どんどんいろんなことに挑戦したくなってきました。
今度は、誰かと比べるための勝負ではなくて、自分の人生という時間との勝負です。
本当の意味で自立した人生を送ることが出来ています。
そして、生きることがこんなに楽しくて幸せで、という気持ちになれたのは、やっぱりアロマセラピーのおかげ、精油のおかげで、これをみんなに伝えたいと思っているわけです。
結論
ようやく結論です!!
アロマセラピーと出会っていなかったら、私は未だに誰かと戦い続け、勝つことにこだわり、負傷しながらも戦うことを選んだでしょう。
そして、世界には敵だらけになり、自立ではなく、孤立したに違いありません。
そして、ご存知の通り、私はアロマセラピーや精油に夢中になって、どんどんインプットしてはアウトプットしています。
これは、子供の頃からの私の性質で、会社員時代は、自分の勝負のためだけに使っていた能力ですが、今は自分の幸せのためクライアントの喜びのために使える能力として安心して発揮できています。
自分の好きなことだけに夢中になれて、しかも喜ばれ、しかも幸せ。
アロマセラピーに出会えて良かった。
そして、あなたに出会えて良かった。ありがとうございました。
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