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ファジアーノ観戦記 2023年8月13日 大宮アルディージャ戦

ナイトゲーム

行き慣れたNACK5スタジアム。夜に行くのは今回が初。大宮駅東口から大宮神社の方向へひたすら歩く。
今回は家庭の事情により試合開始には間に合う時間ではなかったため、大宮駅に到着した時点では周りにサポーターの姿はほとんど見当たらず。通り道の大宮神社の参道の明かりは灯籠のみで暗い。肝試しにはよさそうだなと考えていたら、遠くから聞きなれた音。サッカーの応援の歌だ。俄然元気が出てくる。歩いて約20分の距離、スタジアムへの足を速めた。

今日はできればソロモン選手が見たかった。前節の町田戦でPKを外し、試合後の挨拶ではなかなか顔を上げられなかったソロモン選手。SNSにもく悔しさがあふれるコメント。今回もし出るならゴールを期待したかったけど、いないのはどうしようもなし。その代わりにチアゴ選手やルカオ選手がいる。どっちにしてもワクワク感があった。

腹ごしらえ

この日は台風の影響で雨が降ったりやんだり。私が到着する直前には、SNS上に「大宮は大雨」という投稿も見かけたが、いざ大宮駅に到着すると(この時点で試合開始10分前)雨はなし。風もなし。スタジアムについても降った形跡があるがどうにか持ちこたえていた。おかげさまで座席でスタグルをいただくことができた。


わらじバーガー ビッグマックくらい大きかった

前半の飲水タイムを利用し、ファジアーノのグッズ売り場へ。その時に岡山のチャンテが流れ、グッズ売り場のお兄さんがタオルを回して応援してた。応援しているのはファンやサポーターだけではない。スタッフの方もそっと声援を送っていた。

アウェイ限定のグッズ 特に13番を当てたときは声にならんくらい嬉しかった。

天国と地獄

前半はチャンスはあったものの0-0で終わり。後半開始から10分あたりで雨が降ってきた。今日の天気予報は不安定で、特に後半の時間帯は雨量も多い予報だった。天気予報って正確ね。座席のあたりはそうでもないけど、旗の位置ではかなりの風。上を見上げると雨粒が空を舞う。視界は雨で見えにくい。ピッチの選手もやりにくかったろう。10分ほどで雨が止んだのは幸いだった。

この日一番盛り上げてくれたのはチアゴ選手。彼が相手ゴールに向かうと何かを期待せずにはいられない。そしてその時が来た。88分に鮮やかなゴール!目の前で繰り出されたゴールに、歓喜のゴール裏。知らないものどうしでハイタッチ。こんな興奮はどのくらい振りか。チアゴ選手とバイス選手がハグで喜び合うのを見たときは胸に来るものがあった。バイス選手の笑顔が印象的だった。

ここで勝って終われば最高だっただろうが。そうは簡単に勝たせてくれない。連勝中のアルディージャ、ATに同点ゴール。思わず放心状態の私。そのまま試合終了。これがファジアーノが上位に入れない理由。現実は受け止めなくては。

試合中のベンチ 木山監督がピッチに目線を送る

コールリーダーの頑張り

応援席の最前列。今日もコルリ(コールリーダー)は拡声器を使ってファンサポーターをまとめていた。勝てるように、選手が頑張れるように、最大限の配慮がうかがえる。後半ATに追いつかれても、応援ができたのは彼の鼓舞のおかげだ。
試合終了後、彼はファン、サポーターに呼びかける。うろ覚えだが、こんなことを言っていたと思う。

今日は来てくれてありがとう。
今日の雰囲気はすごくよかったと思う。
この結果になったけど、それでも俺らはやり続けないといけない。
また一緒に応援してほしい。

もうこの時点で、彼の声はガラガラ。雨でも雨除けをすることなく、試合終了の瞬間まで選手を鼓舞する。悔しい結果でもそれを選手にぶつけることはない。ほかのチームに比べたら甘いと言われるかもしれないが、私はこのコルリさんがいることを誇りに思っている。


コルリさんも頑張ってくれた。彼も岡山の誇り。

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