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「時を早めよう」

こんにちは。
再発治療初回からもうすぐ3週間が経ちます。
副作用もようやく抜けてきたところです。
noteを始めてから、あっという間に日にちが経ってしまいました。

ペース的には週に1-2件書ければいいかなと思っていますが、
時折思いついたことを書き留めるために
雑記のようなスペースを設けようと思います。
まとめ記事は時間がかかってしまうので
こちらはリアルタイムに寄れるかなと思います。
ひとりごとのようなものですが
お読みいただければ嬉しいです。
他マガジンと重複することがあるかと思いますが
ご了承ください。

がん患者の時間はあっという間に過ぎる

そうなのです。
急に時間軸が変わってしまったかのようです。

私の場合、治療中は仕事を休んでしまっているので
尚更かもしれません。
もしもの可能性が高まっているときに
意外だと思われるかもしれませんが、
ものすごくそう感じます。

初回治療の時からそうでした。
抗がん剤の副作用を経験して以来、
それが立ち消えるのをずっと耐えて待つ時間があります。

で、あっという間に1週間、10日くらいが経っています。
タイムマシンにでも乗ってきたようです。

本当に乗ってワープしてこられるなら良いのですが
実際はうんうん唸りながら時を越えてきます。

抜けてもだるさは残ります(私の場合)
これは副作用というより病気の特性なのかもしれません。

思いきり、辛い!痛い!苦しい!と訴えるのも良いかもしれません。
薬や対処法である程度は抑えられます。
それでも、身の置き所のない内側からくる痛みは続きます。
疲労感もいっぱいです。
そんな時どうしたら良いかといえば
副作用がいつかは抜けるのをやり過ごすしかありません。
気が紛れるようなことをすればいいのですが
できたら苦労はありません。
立てれば家事もしますし
座っていられるなら、大好きな映画を観ます。
集中力が保てるのなら、勉強や仕事、書き物などもします。
横になっても好きな音楽を聴いたりもできます。

でも、立っていたらだんだん腰や背中が痛くなったり
座っているのもだるくなり
PCを開くのも億劫だし
スマホを見ていると頭が痛くなるし、気持ち悪くなったりして。

もうそうなったら、
正直、寝られるなら寝てしまうのが1番です。

身も蓋もないですが、
時が過ぎるのを待つのがやっぱり1番、楽です。

「時を早めよう」(ぺこぱ みたい)

です。

早く過ぎろ早く過ぎろと念じているぶん
時間の感じ方を自分で変えているのかもしれませんね。

病気にかかってしまったことへの心情

病気になった時には

なんで私が?
何か悪いことした?
あの時早く病院に行っていれば

人並みには考えない訳ではなかったです。

しかし、どれも考えても答えは見つかりませんし
実際、ありません。
悪いこと。
ちょっとした嘘をついたとか、あの時不義理をしてしまったな…とか云々。これは答えがあるかもしれません。笑
タラレバは考えても今更どうしようもないことです。

もちろん、それで反省して
乱れた食生活などを改善したり
自分以外の家族や友人、周りの人達に、検診をすすめるのはとても良いことだと思います。

あくまで自分の過去のことに関してはどうにも変えることはできない、ということです。

これは、私は…
誤解のないようにと前置きすると
考え方ないことをすすめます。

時間のやり過ごし方としてはもっとも辛いです。

貴方が病気になったことに意味はありません。
悪いことをしたから、病気になった訳ではありません。
早く病院に行っても、見つからないことの方が多いです。

いや、全くない訳ではないかもしれません。

それでも、意味を見つけるのは、
現時点では、病気になった貴方が自分の意志で見つけるものです。

悪いことは改めるのは良いことです。
でもそれも自分の意志です。

どうにもできない過去を悔やむより
目の前の現実を一つずつクリアすることを考えた方が
視点が未来に向きます。

これらはあくまで私が乗り越えるための手段です。
無理強いするつもりはありません。

ただ、病気を乗り越えようと苦しんでいるなかで
決して自分を責めてほしくはないのです。
追い打ちをかける必要なんて、ないです。

周りの人にも、これだけは言われたくないかな、とも思います。


悲しみと涙

私はあまり、病気になったことで
そんなには泣かなかったのではないかと思います。

もちろんまったくないとまで強がることはできません。

ただ、治療はさすがにそうはいきませんでした。
特に痛みが伴う類いのものです。

初回治療は、ずっと耐えていたのに
どんどん体に抗がん剤が蓄積されていき
4クール目で、何でここまで痛い思いをしなければいけないのかと、泣き出してしまいました。
術後は、傷の痛みだけと思っていたのに、
尿管が詰まってしまって、背中やお腹が痛くなり
バルーンも何度も入れ替えられ、カテーテルも入れて、
挙げ句、退院したらイレウスでのたうち回り
痛みには泣かされまくりました。

泣くことは、少しは気が紛れますし
気持ちを浄化する意味でも良いことだと思いますが
私は人前で泣くのは恥ずかしいことだと思っている、
古い気質の人間なので、笑
後々、気恥ずかしさを覚えるのですが、
痛みに弱いタイプというのは認識してもらった方が損はないように思います。
そう思われるのはやはり気恥ずかしいですけれども。笑

私は映画が大好きなのですが
一人で行って、思いきり泣きます。
一人じゃないと、体が勝手にすごくガマンしてしまいます。笑
なので感動する映画は人と一緒に行きたくありません。笑

再発治療も1クール目から、かなり痛い思いをしてしまい
そんな時にちょっと言われたことで
子供のようにうわーんと泣きだしてしまいました。

素直に泣けるようになってきたのは
病気になって唯一良かったことなのかもしれません。苦笑

結びに

少しでも長く生きようと思っているところへ
「時を早めよう」とはいったい何事か!
怒らせてしまったら、すみません。

それはそうと、緊急事態宣言が解除されて
ステップ2を迎えましたね。

ずっと休館していた映画館が徐々に開いて
浮かれてはいけないですが、とても嬉しいことです。

治療中は、骨髄抑制という副作用のため
白血球が少なくなり、感染症にかかりやすくなるので
吐き気や痛みがおさまっても、人の集まる場所は避けなければなりませんが、
血液検査で基準値を超えて、治療前などは
行けるのではないかと画策しています。
本日はファーストデーですが、そういうのもなるべく避けた方が良いのかなと思います。
以前なら2本以上は観たいところでしたが。

再発前は、映画館で月20本以上は鑑賞していたので
正直、今のこの状況は寂しくて仕方ありません。
新しい配信サービスにも入りましたが
結局、副作用で先月はあまり観られませんでした。

初回は、色々対処の準備の気力がなく
ヤツにいいように翻弄されてしまいましたが、笑
今月はもう少しうまくやり過ごしていきたい!と思います。

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花那
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