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003【読書感想文♡】黒川伊保子『夫のトリセツ』

わたしの中で、結婚とはなんぞや・・・
そもそも、夫婦とは一体?
パートナーシップ、あるいはリレーションシップとは・・・?
というのが、最近密かにホットな話題です。

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先日、黒川伊保子さんの『夫のトリセツ』、読了しました◎

まえがきから声をあげて笑い、すごーく引き込まれてあっという間に読んでしまいました。


◎『夫のトリセツ』より、以下引用◎

<P.3 まえがき>
夫に対し、「思いやりがない」「話が通じない」「わかってくれない」「とにかく苛立つ」「一緒にいる意味がない」「子供が巣立った後、夫婦2人になるのが怖い」。
3日以内にそのうちどれかを感じた方は、今すぐこの本を読んで欲しい。

◎引用ここまで◎

そしてそして、
この本によると、ひとりの男と一生を生きていく…と決めるのは、本能と逆らうこと、と。。。
結婚制度に乗っかるって、それだけでもう相当なチャレンジャーなわけだ(笑)

とはいえ、読み終わったあとは、ほんわかと温かい気もちになり、もうちょっと夫婦をがんばってみようかな(なんかがんばれそうな気がする)、しんどいなって思っているのはわたし一人じゃないんだなぁって、安心のような安堵のようなものをくれる本でした。

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黒川さんの、脳科学に基づく男女の違いをベースにした夫婦及び家族関係にまつわるお話、とてもおもしろいし、彼女の本を読むと、勇気と希望となぐさめをもらえて…
何より、黒川さんの世の人間たちをみる温かい気持ちと眼差しまで伝わってくる感じで、大好きなのです。

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話がちょっと飛ぶようですが、
わたしたち夫婦は、結婚式をしていません。

自分も親になったいま思うのは、双方の両親へのお礼と節目の意味を込めて、あるいは、友人知人たちへの挨拶という意味でも、結婚式をしてもよかったのかな…?と思わなくもないのだけど。

当時は、そういうのがとにかく苦手で、、、面倒くささが先に立ってしまって、結婚式および披露宴をしたいなんてこれっぽっちも思わなかった。
(とはいえ、じゃあ、今やりたいか?と聞かれると、やっぱりNOだわ。)

が、しかし。
結婚11年がすぎて思うのです、ときどき。ふっと。


公衆の面前で「結婚の誓い」なるものを、運動会の選手宣誓みたいにしておいたら、また何かちがっていたのかなぁって。


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さて。
黒川さんの『夫のトリセツ』によると、脳科学的に見ると、そもそも女性の脳は生涯ひとりの人間をパートナーにするようには作られていない、というのは冒頭にも書きました。(これを知って、ひとりで大爆笑したのは言うまでもなく。)

だから、結婚っていうシステム自体が、そもそも本能に逆らっているという。。。なんじゃそりゃー!なんと身も蓋もないっ!(笑)という地点からはじまる、夫婦のすれちがいと、その溝をいかにうまく埋めていくか…という、黒川さんの体験も込めた内容の本。

そして、男女の脳の性差を熟知して、さまざまな角度から男性と女性のすれ違いを分析して、それにうまく対処していきましょうね♩
としている黒川さんですら、夫とのことでがっかりしたりイラついたり…とあるようで。

なぁんだーみんなそうなんだねぇ・・・と、妙に安心感を持ちつつ、夫の方からしてみれば、結婚前は可愛らしかった女性が、妻となった途端「細かいことにうるさい女」に豹変するわけだから、こりゃ詐欺だろ!って感じなんだろうな〜と、夫の側の視点にも気づかせてもらえる本でした。
(これは、実際わたしも夫に言われたなぁ〜。女性の、恋人→妻への進化形態は、いろいろあるので、一概に細かいことにうるさい…だけではないですけどね♩)


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だから、黒川さんも著書の中で言っていたけれど、
夫も妻も、夫婦及び家族という単位を維持する継続的なコミットメント、が必要なんだと思う。

そうじゃなかったら、脳科学的には、一定の時間が過ぎたら、パートナーシップ解消〜♩(よし、解散っ!よりよき遺伝子を求めて次へ行けー!)が自然な流れなんだもんね。


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そんなわけで、「わたしたちは結婚式をしていない…」の話に戻りますが、きっと結婚の宣誓なんて関係ないんだろうな…ってところに落ち着いています(笑)あはは。


そして、自然の流れに逆らっていることを自覚して、自分たち夫婦ってものを客観的にみてみると、それはそれでいろいろおもしろいのかも。


いずれにせよ、結婚って、本当に、魂の修行道場なのはかわりないのかもー。
と、最後はスピな結論に達して終わります(笑)


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最後までお読みくださりありがとうございます♡

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平和はわたしからはじまる。
Peace begins with me.

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