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お金のために働く時代は終わる

人は誰かの役に立つとき喜びを感じる。

小さい頃、お母さんが料理するのを手伝いたいと思ったことがある人は自分だけではないと思う。

そうやって役に立てたとき、とても嬉しいのだ。

「ありがとう」と言ってもらえることもそうだけど、自分が役に立てたことが何よりも嬉しいのだ。

そういう喜びは、生きがいとなっていく。

それが働くということの原点。

「人の役に立つことで喜びを感じる」という人間の性質は、子供も大人も同じなのだ。

働きたくないという人もいるが、それは自らが望まないような働き方をしたくないというだけであって、本来的に働きたくないわけではないのだ。

強制的に働かされるのは誰だって嫌だ。
しかし、お金というものに縛られて、半ば強制的に働いているのが今の我々なのかもしれない。

しかし、ひとたび天変地異が起これば、お金という紙ペラは何の役にも立たなくなる。災害時に必要なのは食べ物などの物資だ。支援物資が欲しければお金を払えとはならないだろう。それはみんなで分かち合うべきものだからだ。
そして、自分も被災しているのにボランティアで助けてくれる人たちもいるだろう。
こういう時に、必要なのは分かち合いと助け合いなのだ。

そのとき人は、子供の頃に感じた、人の役に立つということの原点に帰っていく。そういう体験していくと、その原点の価値観に人は戻っていく。

この先、さまざまな天災が起きて来るだろう。
そのたびに私たちは、分かち合い、助け合わなければ生きていけないことを知ることになるのだと思う。

お金のために強制的に働く時代は終わっていく。

そして、子どものころに感じたような、誰かの役に立てる喜びを、純粋に感じながら生きていける、新しい時代がやってくるだろう。



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