心の鎧

心の鎧はどうやったら外せるのだろう

いつの間にかガッチリと守ってしまう

心の鎧で守れば守るほど
心と心の距離は離れてく

でも家族といるときは
そんな心の鎧を外して
ありのままの心をさらけ出している

傷つきたくない
嫌われたくない
自分を守りたい
その恐怖心が心の鎧をつくる

ずっとそんな心でいたら疲れてしまう
孤独になってしまう

家族の前で心の鎧を外せるのは
ありのままの心でいても
傷つけられたり
嫌われたりしないから？

でも家族だってケンカすることもあれば
厳しいことを言われたり
傷つくことだってある

じゃあなんで？

それは「家族」は共に生きる「運命共同体」だから
どこか赦し合っている部分があって
なくてはならない大切な存在だと互いを思い合っているから

その信頼があるから

でも本当は「家族」という形式や
血のつながりなんて関係ない

夫婦はもとは他人同士
それでも家族として信頼し合える

だから必要なのは
共に生きる「家族＝運命共同体」と思えるかどうかだけ

地球は一つの巨大な宇宙船だ
その宇宙船の中で共に生きる運命共同体
一人一人かけがえのない大切な存在なんだ

互いにそう思うことができれば
たとえ初対面の人とでも
心の鎧はいつでも外すことができるんだ