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メキシコ フリーランスへの道 その2

ある日ホテルに出張を依頼されて、

終わったのがもう夜中。。

バスはもうないし、

流しのTAXIは時間的にもさすがに危ないし・・

かと言って、安全な手配TAXIなんか頼んだら、稼いだお金がパーになる。


アパートまで5,6キロ。。

歩いて帰れない距離じゃない。


ってわけで歩き始めたものの、

しばらくしたら背後に人の気配。。

2人いる。


ホテルは、あまり治安のよくない場所にあったから、

もしかしたら後をつけられてたかな。。


早歩きしたら向こうもスピードを上げてくる。。


あああ、来ちゃったなあ・・

どうしよ?

うん、逃げよう。


一気にランニングモード!

すたこらさっさっさーのさー。。


夜って、なんか速く走れる感じがして気持ちがいい。


後ろを振り返ると誰もいない。

陸上競技やってたことが初めて役に立った出来事でした。


他にも出張に行った先で夫婦喧嘩に直面したり、

ちょっとエッチなサービスを期待されたりと(男性に・・)、

いろんな社会勉強をさせてもらえたメキシコ出張マッサージライフ!


はじめはアパートの固定電話で予約を受けていたんですが、

「マッサージ代上げてもいいから携帯電話持ってくれ」って

お客さんに言われて、

ごっつい携帯電話を買いました。


施術代600円が1200円になり、2500円になり、

お客さんもメキシコ人、日本人の駐在員、大使館の職員と幅が広がってきました。


そんなころ、とある美容院からお声がかかりました。

1つ部屋が空いてるから使わないか、と。


40人以上もスタッフがいる、馬鹿でかい美容院で、

アーティストや大企業の社長夫人や政治家の人たちが利用しているようなメガサロンでした。

そういうセレブな人たちって、

日本をはじめアジアの国々に旅行したことがある人も多く、

僕のことも快く受け入れてくれました。


セレブな人たちといってもいろいろで、

謙虚な方もいればツンツンしてる人もいる。。


媚びるのが苦手なので、苦労したところもありますが、

日本では学べない人間模様を勉強できたのかなと思います。


日本では想像もできないほどの階級の差。

金持ちの子は生まれながらにして金持ちで、

なんの努力もすることなく全てが与えられてる環境。


そんな恵まれた環境でも努力を惜しまない人がいり一方で、

中身が空っぽなのを隠すためにガチガチの見栄でガードを固める人もいる。


日本でも同じような構造はあると思いますが、

メキシコのそれはもっと闇が深い。。

そう感じました。


ともあれ、

オサレな美容院で作務衣に下駄という恰好で仕事をさせていただいて、

made in japan ブランドを作ることに成功しました?

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生まれて初めての弟子?にも恵まれて、

楽しくやらせていただいていました。


クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクスに

出会ったのもこのころでした。

「2か月に1度、イギリスに勉強に行かせてくれ」

というわがままも聞き入れてもらって、

それまでのリラクゼーションから

徐々に施術のスタイルが変わってきました。

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