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インカトレイル 2

マチュピチュへのトレッキングツアーを現地で申し込んだ。

人気のインカ道を歩くコースではなくて、Salcantayという山を通るルートにしました。

インカ道とはインカ時代に張り巡らされた道路網です。ペルー、ボリビア、エクアドル、チリなど南米6ヶ国にもまたがり、総延長は3万kmに及びます。この道を使って物資を運んだり、チャスキと呼ばれる飛脚が重要な情報を伝達していました。サルカンタイ・トレイルはこのインカ道のひとつ。遺跡を渡り歩くインカ道トレイルとは異なり、エメラルドグリーンの氷河湖や霊峰サルカンタイをはじめとしたアンデス山脈の6,000m峰の山岳展望を楽しめる絶景ルートです。サルカンタイ(6,271m)はビルカバンバ山脈の最高峰であり、インカでは神聖な山とされています。古代インカでは、雨季の時期に南十字星がサルカンタイの頂上にあることから、インカの肥沃な土地をコントロールする天気の神様と考えられていました。

遺跡よりも聖なる山を選んだ感じですね。

カナダ人の学生、アメリカ人の若者、アメリカ人の家族、僕、ガイド、アシスタント、ラバたち、、の大きなグループで移動していきます。

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5日間ほどだったかな、歩いて、歩いて、歩きまくります。

いろいろと凝縮された濃い日々でしたが、楽しかったです。

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道中は文字通り山あり谷あり。。標高差もあるので当然気温差も大きい。。

一番暑かったのは実はゴールのアグアスカリエンテスというマチュピチュのふもとの村でした。

マチュピチュって、天空の城って呼ばれているし、よく見る写真も山の上にある感じなので、標高高そうに見えますが、それだけサルカンタイという山が高いってことなんですね。そこから少しずつ下って、マチュピチュにたどり着くという感じでした。

なので、サルカンタイの麓でキャンプした夜が一番寒かった!

温かい飲み物を用意してくれたりしましたが、温まるのは一瞬だけ。。

みんなグループだったので、2,3人ずつテントで寝ることになっていましたが、僕だけ1人用のテント。。おまけにテントのジッパーが壊れていて冷たい風がひゅ~~って入ってくる。。

さすがにつらいなあと思っていると、なんと「ケン、こっちにおいでよ。寒いでしょ。3人いたら私たちも温かいから」って女の子2人が声をかけてくれた。。

こういう旅を2,3日続けているとだんだんみんな打ち解けてくるんだよね。。

今なら、きっと、お言葉に甘えて、、、ってなってましたけど、、

そのときは、そのお誘いが衝撃すぎて、恥ずかしくて、「いえ、拙者ここで大丈夫でござる。。」ってカタい武士みたいな感じで断ってしまったんですよね~。。

その女のこたちもただ、ほんとに寒いからってことだったと思うんですけど、僕の頭がカタかったですね。

でも、今思うとこれまでも結構そういうことあったな。。


寒さと後悔で寝れませんでしたけど。。?(笑)


まだまだ続きます。

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