活動する前に解散したバンドの話

中学生の頃が、一番音楽活動をしたいと思った時期だったと思う。
その頃に自分の中で流行っていたのは、フォークとテクノ。全く違うジャンルなのにどちらも大好きだった。

中学一年の文化祭で、アコギで弾き語りをした上級生に感動し、アコースティックギターを、YMOに感動し、ミニミニ鍵盤のカシオのキーボードも親に買ってもらった。

バンドやりたいねと、同じ趣味の友達と昼休みによく話していたけど、実際行動はなかなかすることが出来なかった。

中学生3年の秋にようやくメンバーを集めることになったけど、たいして楽器ができる人もいなかった。

なんでそのメンバーになったのかよくわからないけれど、女子が4人、男子が4人集まった。
友達の別棟の空き家に集合して、ミーティングした。
フォークギターを持っていたのが3人、ボーカルは女子。ピアノが弾けるのが男女2人。なぜか楽器ではなく、ミキサーを買った奴が1人。ドラムが叩ける女子が1人。

その頃なんとなくのバンド編成って、
ボーカル
コーラス(オプション)
リードギター
サイドギター(アコギでも可)
ベース
キーボード(ピアノでも可)
ドラム

みたいに思っていて、集まったメンバーやと、
ベースが確実にいない。

挙句に、ピアノは練習場所に持ち込めないので、
キーボードが必要。エレキギター持っている奴がいない。ドラムも借りないといけない。

しかも、キーボードはともかく、アンプがないとエレキギターは鳴らない。などと、問題ばかりだった。

結局、ミーティングとは名ばかりで、鬼ごっこしたり。。。

なぜか、自分が女子の一人と握手することになって、その女子を好きだった野郎のなんとも言えない視線だけが鮮明に憶えているのであった。

あの女子の笑顔は確かに可愛かったなと。

で、結局、中学校を卒業してそのバンドは、活動することなく解散する。。。

バンド名は、YMO好きが名付けた、

behind the mask

テクノバンドでは無かったはずなんだけど(笑)

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