10.中学校の女子の先輩

中学校に通い出してからしばらくして、教室に見知らない女子の先輩がやって来た。

なんだか自分のことを探しているようだ。

まあ、中学生の頃は女子と絡むと、まあ冷やかしのヤジが入る（笑）。

あの子、彼女〜？とか、ヒューヒューとか。

全く知らない女子の先輩だったので、なんだろうと思ったが、YMO好きなやつが１年のクラスにいると聞いたので、最新アルバムを貸してあげるとわざわざやってきたのだった。

頼んでもなく、面識も無いのに、わざわざ探して貸してくれるなんで、なんていい先輩なんだと思った。

あと冷やかしのヤジも恥ずかしくもあり、まんざらでもない。

好みのタイプなら好きになってしまうとこだが、ちょっとタイプとは違っていた（笑）。
クールビューティーな感じ？で、好みのかわいい系ではなかった。。。

後に、その先輩は文化祭で、YMOを同級生の人達と演奏してステージに立っていた。
カッコよかった。

もっと親しくなっていたら、メンバー入りのチャンスがあった？のかな。

その時借りたYMOのアルバムは、発売したばっかりの

ＢＧＭ

あの怪しげな歯ブラシと温泉マークのジャケットと、見知らぬ女子先輩からのレンタルで、聞く前からかなりテンションが上がった。

最初に流れてきた

BALLET

の前奏、最高に良かった。

今でも好きなアルバム。

結局、その先輩とは浮いた話もなく、アルバムを貸してくれただけの関係だったのがオチだな。。。