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眠り続ける父


父の事を書くのは久しぶりになります。


前回の記事↓


お腹に針を刺す、皮下点滴を行うようになりました。


元気なく、眠っていることが多くなりました。車椅子に乗ることも少なくなり、本当に寝たきりの状態。


だんだんと、浮腫みが足や、手、体幹に出てきました。


そんな時、突然慌ただしくなる看護師さんたち。


「お父さんにCREという感染症があることが分かりました。通常、健康な人に移るということはありませんが、院内感染のリスクがあるので、マスクと、ビニールのエプロンを必ず付けて下さい。」


急な事でびっくりする私や母。CRE?初めて聞いたけど、それは父の命に関わるの?動揺は隠せませんでした。


CRE とは
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症、以下 CRE 感染症は、広域抗菌薬であるカル
バペネム系薬に耐性を示す大腸菌や肺炎桿菌などの、いわゆる腸内細菌科細菌による感
染症の総称です。
CRE 感染症は、腸内細菌による感染症ですので、感染防御機能の低下した患者、外科
手術後、抗菌薬の長期使用者など、いわゆ
る日和見状態にある患者におもに発症しま
す。呼吸器、尿路、手術部位や軟部組織感
染症、敗血症などの様々な感染症を起こし
ます。






しばしば、院内感染の原因となるとの事です。なので、感染症用の箱が病室に準備され、私達家族や看護師さんたちが使用したマスクやエプロン、グローブ、オムツ、すべてのゴミをそこに入れるよう指示されました。


決まった時間に看護助手さんがゴミを集めに来てくれます。


免疫力が低下して、感染症にかかるなんて。これからどうなってしまうんだろう?不安な気持ちは大きくなりました。







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