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毎日の大相撲観戦が楽しみ!

父は昔から相撲を観るのが好きで、毎場所楽しみにしていました。奇数月には場所が始まるので、平成30年11月頃から病室でテレビを見ることになりました。


病院ではテレビはタダで観ることはできません。テレビカードを購入して、それをカード入れに挿入して見ることができます。


私達家族は、ちゃんと集中して見ていられるか心配でしたが部屋のテレビをつけて、父が見やすい角度にセッティングするとニコニコしながら画面を見ています。


元気な頃からテレビは大好きだった父。これで部屋にいる間も退屈しないで済みます。「もっと早く見せてあげればよかったねー!」と母も嬉しそうです。


午後15時頃になると大相撲中継が始まります。父は真剣に見てみますが、隣にいる私は「ルールも分からないし、皆おんなじに見えるしなんなの?」と飽きてしまっていました。「面白い?」と聞くと頷く父。


しかし、相撲は十五日間続きます。毎日観ていると、私は少しずつ力士の四股名を覚えていきました。取り組みも、熱戦になると「がんばれー!」と声を出して応援するようになっていました。


千秋楽近くなると、優勝争いの行方が気になり父よりも私と母の方がテレビ画面に釘付け状態に。


十五日間の相撲が終わったあとのなんとも言えない寂しさ。まさか自分が相撲にはまり、スー女になるなんて!相撲に出会えてよかった。




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