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「食の風景・焼き餃子食べようっと」

去る秋のお話。

今夜は餃子です。餃子の気分の時は、一度にたくさん作ります。黙々とバットへ焼く前の餃子を並べていると、「本日分、完売しました」と頭の中に浮かんでくるから不思議です。一体どんなシチュエーションなのでしょう。

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生のうちから美味しそうですね。何でしょう、見た目でしょうか。自分はワンタンスープも好きです。見誤って皮だけ残った時は、スープへ「えい!」と皮だけ入れて食べたりもします。

自分で餃子を作るのは久々でした。と云いますのも、妹が「餃子を作れる人になる!」と声高らかに宣言するので暫く任せていたのです。しかしそろそろ自分の腕が鈍ってしまうと。腕と云うより、勘でしょうか。それで二回ほど立て続けに作りました。

包むのは何も問題なく、手が憶えているままに任せました。やはり焼き餃子の難所は焼く時ではないかと思うのです。自分の場合はこうです。

「鉄のフライパンに油を引いて、熱した処へ並べて、三分の一位餃子が浸る程の水を入れ、蓋をして蒸し焼きにする。水が無くなった焼き音に変われば蓋を開けて、油を餃子の周りに少量かける。焼き色が付いたらヘラで一列ずつとって皿へ移す」

ざっと説明してその繰り返しなのですが、勘が鈍った自分は焼き加減を間違えて、一回目、ぼんやりした餃子を焼いてしまいました。それがどうにも納得がいかなかった為に、リベンジしました。冒頭のしっかり焼き色のついた餃子は二回目の仕上がりです。皮パリパリが復活を遂げました。

二回目の今日は、横に添えるキャベツの千切りと同じ量を微塵切りにして餃子の種に混ぜ込みました。さらに栄養価上げようと卵迄入れてみたのです、初めての試みでした。すると全体的に黄色がかった焼き餃子になりました。お皿に並べて、見た目はどうやらシンプルですが、他にトマトスープも黒米入ごはんもあることですからよしとします。

皆さんのおうちでは、どんな形に包まれますか?おそらく人それぞれ、家庭それぞれですね。餃子は作る過程も面白いからか、子どもと一緒にですとか、たこ焼きのようにパーティーとして作る会が催されたりするようですが、楽しいは、美味しいに繋がる大切なスパイスですから、賑やかに作るのもまた楽しけれ、ですね。


ぽん酢にラー油を落として、熱々を、いただきます。

                             いち

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