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「食の風景・牛たたき」

 今日はわが家のおせちにも登場する牛肉のたたきを御紹介します。スーパーなので売られている牛もも肉のブロックを使います。オージービーフでも十分美味しく仕上がります。私は加工の無い只の鉄のフライパンでないと上手く料理出来ません。テフロン加工のフライパンで炒め物など作っている場面に出くわすと、凄いなと思ってしまいます。火加減にもコツが在るのでしょうね。因みにホットケーキやお餅は加工の方で作ります。

 火を点けて熱し始めたフライパンに油を敷きます。満遍なく塗るイメージです。肉を焼くためと云うよりも、フライパンの為です。煙が上るほど熱されたら肉の塊を置きます。塩も胡椒も肉と仲良しですから、旨味が引き立つように一面ずつ塩胡椒するのですが、これは下ごしらえとして予め一面ずつ擦り付けておいても良いと思います。塩加減は健康にも直結して来ますから、自分の塩梅を身に着けるのも大切かと思います。

 しっかり熱したフライパンですから、肉に焼き色が付いていきます。茶色い焦げ色が付き始めたら違う面を焼きます。兎に角表になっている面は全て焼きます。焼き終えたらトレーに引き上げます。お皿でもいいです。冷まします。ホイルに包んで余熱で火を入れる方法もありますね。ローストビーフなどのレシピにはそう書いて在るかと思います。私は料理本を殆ど読まないで料理を続けてきた人なので、調味料は目分量です。その日の体調に合わせて作れば大丈夫かと。最終的に美味しくて楽しければ良しとします。家庭料理ですから。

 粗熱が取れたらラップに包みます。食べる日まで数日あるのなら、そのまま袋に入れて冷凍しておけば保存できます。食べるタイミングを逆算して冷蔵へ出せば、半解凍の状態で好みの厚さに切ることが出来ます。ブラックペッパーを仕上げに掛けても美味しいです。妻大根、刺身わかめ、わさび、ぽん酢はお勧めです。醤油でも美味しい。

 肉は力。体の基礎を作る為にも野菜と共に欠かせない存在です。

お読み頂きありがとうございます。「あなたに届け物語」お楽しみ頂けたなら幸いにございます。