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食の風景「そうだ、餃子食べよう」

不定期にやってくる、「そうだ、餃子食べよう」。

子どもの頃から家で包んできたので、餃子を食べる=豚ミンチと皮を買って作ること。と思い込んでいます。思い返してみても外食で餃子を注文した記憶がほとんどありません。生協を利用していた頃は冷凍の餃子を買うこともあったと思います。うちの家族もみんな餃子が好きです。というわけで、早速買い出しをして餃子を作って食べましょう!

いつもは近所のスーパーで一番枚数の多い、それなのに一番お安い餃子の皮を買うのですが、具材がぎゅうぎゅうに詰まった大きな餃子が作りたいという欲望を叶えるため、いつものよりも一回り大きな皮を買いました。

手の平へ載せてみても、サイズ感に大きな変化はありません。
「ん?これ大きいよね?」
と思わず疑いますが大きい筈です。

さて本日の具材をざっくりとご紹介。
「豚ミンチ、刻み白菜、刻み生姜、塩胡椒適宜、だしの素」

以上です。

ステンレスのボールへ全部入れて混ぜます。白菜をたっぷり入れることで野菜の水分が加わって肉汁たっぷりの餃子ができます。

タネが用意出来たら後はひたすら包むだけです。できるだけ焼きたて熱々の餃子を食べさせたいので、家族の帰宅時間を逆算して黙々と包みます。

具材をたっぷり入れましたから、皮の中はパンパンです。ちょっと破れたのもありますが何とか焼けると思います。

それではお台所の最強の味方にご登場頂きましょう、長年使い込んだ鉄のフライパンです。使い続けていますので油なじみが良くなんでも焼けます。これで焼かないのはお餅とパン位です。

下の写真は半身浴を終えた餃子たちが「そろそろだよー」と言ったので蓋を取った所です。皮が透き通って水晶のようです。火力を少し強めて焼き色をつけ、へらで一列ずつ引き上げます。


なんでしょう、破れました、ちょっと。しかし家庭料理ですからね、美味しければいいんです。どんどん焼きます。そうするうち家族も帰宅しました。

餃子を美味しそうに撮影するのは難しいですね。少し研究が必要です。お皿が小さいのかな。しかし添え野菜もできたことですし、配膳を済ませて、熱々をぽん酢とラー油で

「いただきます」


「うんまーい♪」
肉汁がじゅわっ、白菜がしゃきっ、生姜がアクセント、箸がとまりません。腹ペコ家族から今夜も合格点頂戴しました。さてこの餃子、昨年の十月のお話です。というわけで、そろそろまた餃子を包みたくなってきました。皮を買って来なければなりませんね。

「ごちそうさまでした」

                       文と料理と写真・いち




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