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シャイニング

シャイニング
スティーブン・キング 1977

舞台はオーバールックホテル。五月から九月までのシーズン以外は寒さのため閉鎖されるこのホテルの冬季管理人にジャックが雇われる。爆発を防ぐためにボイラーの圧力計の点検を忘れない限りは大した仕事はない。ただし、外界との接触が断たれるという極端な孤絶状況となることから、家族共に住み込むのが条件である。
ジャックは妻のウェンディ、一人息子のダニーを連れてホテルに入り、支配人のアルマンにホテル内を案内してもらう。コックのハローランは特別な力「シャイニング」がダニーにあることに気付き、217号室には入らないようにすること、何かあったら「シャイニング」の力で自分を呼び出すように、との言葉を残してホテルを去る。

癇癪癖やアルコール依存症を持っていたジャック。オーバールックホテルは、まるで意志を持っているかのように、徐々にジャックを狂気へと導いていく。それはまるで、家族を殺した上で自殺した以前の管理人と同じ道を辿るかに見える。
ホテルに住む魔力が乗り移り、もはや本来の父ではない事に気がついたダニーは、父ジャックから自身と母ウェンディを守るため「シャイニング」の力を使うことを決意する。

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