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夏の夜にカメラを持ってみなとみらいを歩いた話

ある夏の日。横浜で仕事があったので、帰り道にカメラを持って歩くことにした。夏の蒸し暑い夜に、仕事道具を背負ったまま長距離を歩くのはしんどいので、今回は一駅分だけにする。

みなとみらい線の新高島駅を降りて、横浜駅方面に歩き出す。週末の夕方に新高島で降りる人は全くいなくて、降りたのはわたし1人だった。

新高島駅周辺はオフィス街なので、駅前は他のみなとみらい線の駅よりも近代的な感じがする。

静まり返った駅前

駅前の階段を登り歩道橋を渡ると、そのまま日産本社ビルのギャラリーを通り抜けて横浜駅方面に向かうことができる。

日産に続く階段
サイバーな感じの歩道橋

周囲はオフィスビルばかりで、有名企業の自社ビルも多い。

建設中のヤマハ本社

横浜駅東口にあるベイクォーターを抜けて、みなとみらい大橋に向かう。ここからは横浜駅周辺の夜景が一望できる。

人が行き交うはまみらいウォーク

みなとみらいの夜景は、川や海など水辺がある場所の方が映える気がする。

ベイクォーターとそごう

夜景を満喫したので、今度はベイクォーターに向かう。閑散とした新高島駅に対して、こちらは多くの観光客で賑わっている。ベイクォーターでは、5月から9月初旬までの間、6Fベイガーデンで「ランタンナイト」が開催されている。せっかくなので、覗いていくことにした。

過去最多の476個のランタンが飾られているらしく、ベイガーデンを色とりどりに照らしている。フォトスポットも用意されていて、それぞれ思い思いにスマフォで撮影をしている。ペットの持ち込みも可能なので、一生懸命に愛犬の気を引いてベストショットを撮ろうとしている飼い主もいた。

スマフォで撮影する人たち
夜空に浮かぶランタン
ランタンの幻想的な世界

周囲の人たちがスマフォで撮影する中、ミラーレス一眼を構えて、何度もシャッターを切る。どうしたら幻想的に撮れるのか考えながら、構図やF値を変えてみる。

ナナメの構図を意識してみた
前ボケを意識してみた
玉ボケを意識してみた

ランタンに夢中になっている人がいる中、面白いところを見つけた。エレベーターとエレベーターの間に通路があり、その先にはテラスがある。上には屋根が付いていて、テラスの手すりに飾られたランタンが反射している。まるで上下にランタンが飾られているように見える。カメラを持って歩くようになってから、こういう何気ない風景にも目が留まるようになった。

屋根に反射するランタン

今回は、撮影後の現像にも変化をもたらした。使用している現像ソフトはAdobe Lightroom CC。撮影した写真は、フォトストックサイトに投稿するので、素材を意識した現像を意識している。

例えばこの写真。構図を変えながら撮影してみた一枚なのだが、どうにもランタンの幻想的な雰囲気はなく間延びした感じで、誰かの足も映ってしまっている。でもまあ、捨てる前にいちおう現像してみるかと思って、あれこれいじってみた。すると驚いたことに、雰囲気がガラリと変わって全体的に引き締まったのである。誰かの足も、足とはわからなくなっている。

現像前
現像後

本当はがっつり現像しなくても撮って出しで雰囲気のある写真が撮れることが理想ではあるのだけど、まだまだ私の腕前では現像に頼るしかないので、現像技術を磨くことも重要なのである。

今回は夜景を撮るつもりだったのに、ほぼランタンがメインになってしまった。しかし、おかげでいい写真の勉強になった。

ランタンナイトは9月10日(日)までなので、気になった方はぜひ訪れてみてください。ちなみに、エスカレーターで6Fまで行けないので、エレベーターがおすすめです。


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