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一斉休校は子育てママ・パパ、子どもたちにどう影響した??

「明日から子どもどうしよう」

2020年2月の終わり、一緒に働くお母さんからこぼれた言葉。

新型コロナウイルスの流行拡大のため、政府は3月2日から全国の小中高校の一斉休校を要請した。

メディアでも子育て世帯に与える影響を危惧する声はたくさん聞かれ、周囲のママ・パパも困っていることを知っていたけれど、実際にどれくらい、どんな影響を与えたのだろう。

こどもの貧困、医療的ケア児へのサポートなど子育て支援について素晴らしい活動をされているNPO法人フローレンスさんが緊急で実施したアンケート調査を紹介します。

たった4日で1万人と驚異的な数の回答が得られています。

約7割が「とても困っている、困っている」と回答した。

ひとり親世帯や世帯収入が低い家庭では、さらに、とても、困っていた。

子どもの居場所がない、運動できる場所がない、学習が遅れる、ストレスがたまる、一人でお留守番、休職するために収入が減る、給食がない、外で子供が遊んでいるだけで周囲にひどい扱いをうけた、など。

アンケートとは別に、病院でみている子どもたちのことも想った。

こだわりが強く、ルーチンが決まっていて、そこから少しでもずれるとパニックになってしまう彼。ストレスがたまってしまうとうまく対処できないお母さん。親子だけで過ごす時間が長くならないように学校や放課後サービスを利用してうまくバランスをとっている。バランスが崩れてしまう夏休みなどの長期休暇中は一時的に施設などで過ごす子もいる。

この先の見えない時間の中、彼らの今はどうなっているだろう。

 これだけ「学校」というものが子どもたちにとって、保護者にとって欠かせないものであることを考えると、そこに居場所がなかなか見つけにくい「不登校の子どもたち」、「不登校のお子さんをもつ保護者」の日々の困っている感も簡単に想像できる気がした。彼らに学校は、ずっとない。

学校以外の地域に居場所があることは価値のあること。

こんな危機だからこそ、そこに想いを馳せて、そっとキャッチして、ポケットにいれて安全な場所に運んであげられるコアラ。

そんなことを考えている雨の週末です。

毎週の記事の終わりに、安全や安心な生活を祈らなくて済むようにはやくなりますように。スキ、いいね、などいつもありがとうございます。



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