読むこと、書くこと

ずいぶん久しぶりになった。
最後に書いたときから、色々なことがあった。
まず、故郷に帰ってきた。故郷と書くとなにかしっくりこないのだけれど、好きな街に戻ってきたということだ。水がいい、空がいい、道がいい、空気がいい。立っていて、歩いていて、しっくりくる。そんな街に帰ってきた。
次に、転職をした。そこまで立派な理由があったわけではないけれど、それなりに今までの経験やできることを活かして仕事ができている。前職で出会った尊敬する人の言動をふとした時になぞる自分がいて、少し感傷的になったり笑えたりする。それでいいと思っている。
それから、また本を読めるようになった。実はそれが一番嬉しい。本を読みたいと思えるようになったこと、実際に本を手にとっていること、本を読んでいること、読んでいる文章を理解できること、楽しめること。そのひとつひとつが、本当に嬉しい。長い時間がかかったけれど、ゆっくりと癒えていくものがあった。
私の人生はたぶん、読むことと書くことは切り離せない。またひとつひとつ、少しずつ積み重ねていこう。
私の人生は、今がたぶん、いちばん楽しい。