book No.4 「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」
Hello!
今日はこちらの本の読書感想を書きます。
ずっと追っていたブログがあって、いつの間にかそのブログは閉じていました。けれど、そのブログで詳しく紹介されていた、私の中に読みたい本として心の中にあった、レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」が、たまたま図書館で特集で展開されていたのを見て、すぐさま手に取って読んだ。とても読みやすい本だった。
今まで心の中にあったものの、なぜか読まなかった。まだ、読む時期ではなかったのだろう。
読んだ結果、今の私には本当に必要な本だった。そしてお気に入りになった。仕事について考えることに疲れていて、人間そのものにも疲れていて、SNSにも疲れていて、今後どうしていくべきなんだろうと思い詰めていた時期にはぴったりだった。
美しい、ありのままの自然がそこに文章で存在した。レイチェルはロジャーという甥っ子とともに自然を探求して驚き感動する。教育というものについても書いている。
私はオーバーアダプテーション(過剰適応)で感覚過敏だ。最近そのことを指摘され、混乱するとともに、どう対処していくべきか悩んだ。今まで通りの生活、会社や社会に過剰に適応するやり方では、もう通用しないし、したくない。
感覚を閉ざすべきだという決断よりも、すぐ近くにある「自然」に感覚を広げればいいのだという可能性をこの本で見出した。
宇宙(そら)に浮かぶ星の名前を覚えたり、森へ行って自然に触れたり、虫や鳥たちが奏でる音楽に耳を澄ます時間を設けたり。そういうことをしたい。いや、今すぐすべきだ。もしかしたら、私の苦しみも少しは和らぐかもしれない。
この本について詳細に書いていたブログの方は、今どうしているんだろう。「センス・オブ・ワンダー」に触発され、病に侵されながら、森の探求を今もしているんだろうか。
私には知る由もないが、それでも、この本に出合わせてくださったことに感謝したい。そして、ずっと覚えていた私自身にも。
一つトラウマが解消された。私は夜が苦手だったが、それは勘違いであることを発見した。ただ何もない満点の星と月の輝く夜はきっと私は好きだ。でもきっと怖かったのは、夜に出没する人間だったのだと。そういえば、父親が昔、パチモンの望遠鏡を買った時も、嬉しかったな。
私は今後自然と触れる機会を設けるだろう。その過程で、生きていく中で傷ついた痛みが癒されるか自然に賭けてみよう・・・・。
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