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振り返りとフィードバック

前回は、私の「メンターの仕事の例」について書きました。
今回は、「振り返りとフィードバック」についてお伝えしたいと思います。


「ヒアリングジャーニー」の効用

こちらで書いた通り、僕の思いつきではじめた「ヒアリングジャーニー」でしたが、100人を超えた中で思わぬ効用に気づいたことがあります。
それは今までの人生を語ることで人生の整理ができ、ご自身の新たな気づきがあるということです。

先日、「ヒアリングジャーニー」である方の生まれた時から今までの人生のストーリーをお聞きしました。
その方は大学を卒業するまで実家におり、就職をして家を出たそうです。そしてそこで話しているうちにご自身で気づいた事実がありました。
それは自分には、「家に居場所がなかった」という事でした。
聞くと別にご両親や兄弟と仲が悪かったわけではなかったようです。ただ、周囲の期待に応えるためか?ご自身は「良い子」を演じていたようでした。
その方は外に出ることで、家の中での「良い子でいる自分」ではなく、「本当の自分」に気づいたようでした。
これがこの方がご自身で見つけた、新たな発見だったようです。

また、別の方のお話を紹介致します。
ある方の「ヒアリングジャーニー」で、その方の語る言葉から「お父さん」というキーワードが沢山でてきました。
とても厳しいお父さんだったようで、お父さんは「褒める」という事は殆ど無かったようでした。
その方は学生時代に、野球やテニスに一生懸命に取り組んでいたそうですが、それらはすべて「お父さん」の影響でした。
また、お父さんが尊敬する職業が3つありそのうちの1つを自然と選択されたそうです。
そして振り返ってみると、その後の結婚や起業などの節目の年齢もすべてお父さんより1つ若い時期だったりと、すべてにおいて「お父さん」との比較がありました。
お父さんは60歳になる前にお亡くなりになったそうでしたが、その方が自身が気づいたことは、「僕はお父さんに認められたかった」という事でした。
今後はお父さんの亡くなられた歳を超えて、自分自身でお父さんを超えたと思えるような姿を目指していかれるのではないでしょうか。


ヒアリングジャーニーロゴ


「フィードバック」ついて

2023年の春から始めた「ヒアリングジャーニー」で出会った方にお誘い頂き、現在もよく参加させてもらっている勉強会があります。
野口雄志さんという日本通運のIT部門で活躍された方が主催されている勉強会なのですが、こちらは、野口さんの著書『君たちはどう「働く」か?』から抽出した2つのキーワードを元に、参加者の皆さんが感じた事や考えた事をアウトプットして、他の参加者からフィードバックをもらう形式になっています。
2つのキーワードは働くうえで大切な普遍的なキーワードのため、参加者は自身の今までの経験を元にその人なりのアウトプットをします。これはつまり「自身の振り返り」になります。そして他の参加者さんから様々な「フィードバック」を受けることで、さらなる学びがあるのです。

そして、こちらの勉強会で大切にしていることが、参加者に「安心で安全な環境」を提供していることです。やはり人は「安心で安全な環境」でこそ、真の「自身の振り返り」や素直な「フィードバック」ができるものです。
こちらは私がやっている「ヒアリングジャーニー」において、最初に「ここでお話した事をその方と特定できる形では誰にもお話しませんので、安心してお話ください。」とお伝えしている事と同じで、この考えにとても共感をしております。

私はこの「野口塾」に参加することで、自身の倒産・破産という経験が誰かの気づきに繋がることや、キーワードから自身の振り返りでアウトプットすることで、新たな気づきがあるという事を何度も経験しております。


野口塾のパンフレット


つまり「インプット」としての自身の経験は「振り返り」により、新たに顕在化することもあるし、また誰かの別の視点による「フィードバック」により自身では気付けなかった新たな気づきを得ることができるのです。

そのため、「振り返りとフィードバック」はとても大切な事で、どちらも対話できる方がもう1人いるだけで実現できるので、みなさんにぜひお勧めしたいです。
もちろん、私の「ヒアリングジャーニー」でも出来るので良かったらお申し込み下さい。


ヒアリングジャーニーの案内




最後に

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
ここでは、私の想いや活動などを書いていきたいと思います。
シリーズをマガジンにしました。「スキ」して応援よろしくお願いします。

そらえ 齋藤靖之に興味を持ってくださった方は下記を御覧ください。
また、お問い合わせはお気軽にメールにてお願い申し上げます。

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