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ヒアリングジャーニー

前回は、「旅に出ることの意味」について書いてみました。
今回は、私の事業そらえの仕事の転機になった「ヒアリングジャーニー」についてお伝えしたいと思います。


サラリーマンとしての1年

こちらで書いた通り、2020年に経営していた会社の破産整理を終えた後、しばらく島根県で仕事をしていましたが、その仕事の終了後にこの仕事を受託していた会社の役員の方から、その会社の総務人事部の管理職に誘って頂きました。

経営者としての管理職でなく、サラリーマンとして課長という肩書を頂き同じ部署の方たちの管理をする役職、これは初めての経験でした。

ここでのお仕事は、失敗の連続で上手く行かないことが多かったです。
自分の経験は10名程度の会社の経営者でしたが、ここは70名ほどの規模の会社のため、当たり前なんですが様々なルールやシステムが存在しました。
労務・法務・財務や総務、そんな実務に関してはそれぞれのスペシャリストがいて、私ができることはなく、その方たちの管理が私の仕事でした。

また、私に別途で与えられたお役目がありました。
それは元からある勤怠システムを整理して、従業員が使いやすく簡素化するプロジェクトでした。元々のシステムを作ったメインの方が別部署に移動したため、私とサブの方とでこのプロジェクトを任せられました。
しかし、会社の事を殆ど知らない私が中心になってこの仕事をすることは大変困難で、私が音頭をとって準備しスタートを切ったことで大変な問題を起こしました。
簡単に言うと関係各所への配慮不足で混乱をきたしてしまい、仕切り直しになってしまったのです。

そういうわけで私の踏み出した第一歩が躓いたことで、逆にサブで関わっていた方が自分ががんばらねばと中心に動いてくれる結果となり、このプロジェクトは半年ほどでうまく稼働することができました。

また、私が管理職になって半年ほどで、次のリーダーとなる方に課長補佐というポストを付けて頂く事ができ、元々リーダー性のある方で私と違い社内のことも良くわかっていて人望がある方だったため、私がいないでも部署がしっかり動くようになりました。

どちらも結果としては、何も知らない何もできない私が入ることで、元々いた方たちが頑張ってくれるきっかけとなり、私は1年後の2023年3月末で次の管理者にバトンを渡して会社を去ることができました。そういう訳では会社に貢献できたのではないかと感じおり、良い経験をさせて頂きました。


会社で自撮りした写真

 

思いつきで始めた「ヒアリング100人マラソン」

こうして昨年3月末に契約満了でサラリーマンを卒業したのですが、特に次の仕事は決まっていませんでした。さて何から始めようかと考えて、とりあえずコロナもあって会えていなかった友人達の近況を聞いてみたいと思いました。

そして4月の中頃から経営者の友人達に、コロナの前後での会社の状況を聞き、ポストコロナの今はどんな事が課題でこれからどうしていくつもりでいるか等を、聞いて回りました。
この活動が10名を超えてくる頃になると、次第に楽しくなってきました。
昔から私は話し好きだと思っていましたが、人の話(ストーリー)を聞くことが自分が話をするよりも数倍も面白いって事に気づいてしまったのです。

やがて、100人からヒアリングをしたら面白いのでは?と思いついてしまい、リアルで繋がっている人ばかりのFacebookで「ヒアリング100人マラソン」と題して企画を投稿して、話を聞かせてくれる人を募集し始めました。



Facebookへの投稿

しかし、この活動は趣味の活動のため、全くお金を得ることができません。
ただ、もうこの期間は人生のモラトリアム期間だと決めて、とにかくこの活動に全力を傾けることにしました。
そうすると不思議なもので、どんどんと希望者が増えてきて、多い時には1日にリアルとオンラインとで1時間のヒアリングが5本も入り、とても充実した日々を過ごすことが出来ました。
おかげさまで、のべ42日間で100人の方の人生を聞く事ができました。

そしてこの活動の何かロゴを作ろうということになり、商標などを調べると「ヒアリングマラソン」という名前はある企業さんが商標をもっているらしく、人の人生を旅するという意味で「ヒアリングジャーニー」にしたらどうか?というある方のアドバイスで、下記のロゴを友人のデザイナーに作って頂きました。


「ヒアリングジャーニー」ロゴ


「ヒアリングジャーニー」がもたらしたモノ

この「ヒアリングジャーニー」では経営者の友人の話を聞くことも多く、中には相談をしてくれる経営者の方もおり、その経営者と契約をしてその方と会社の相談役のような「メンター」としてのお仕事に繋がりました。
また、自身の経験をお伝えする講演のお仕事を頂いたり、イベント管理で困っていてとイベント管理のお仕事を頂いたり、またお店のInstagram動画の制作方法を従業員に教えるお仕事を頂いたりと、それをご縁にお仕事を頂くことができました。
改めて、人の繋がり・人とのご縁で私は生かされている事を実感しております。
この活動はずっと続けて行きたいので、下記のように新たに案内をして活動を再開したいと考えております。


「ヒアリングジャーニー」案内




最後に

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
ここでは、私の想いや活動などを書いていきたいと思います。
シリーズをマガジンにしました。「スキ」して応援よろしくお願いします。

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また、お問い合わせはお気軽にメールにてお願い申し上げます。

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