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旅に出ることの意味

前回は、「最強の無形資産とは?」について書いてみました。
今回は、私が考える「旅に出ることの意味」についてお伝えしたいと思います。


私と東南アジア、特にタイ

皆さんは「旅」と聞くと、国内旅行と海外旅行のどちらを想像しますか?
私は海外旅行で、特に東南アジアの旅を想像します。そして私にとって「タイ」という国は特別です。

私にとっての初めての海外旅行は、1996年私が大学3年生の夏休みに行ったタイでした。
格安航空券とホテル(父親の出張に合わせてのため、ホテルは無料)だけ用意して、自由にバンコクの街をウロウロしました。
当時のバンコクは今のようにスカイトレインもないため、移動するには現地の人と拙い英語でやりとりし、また何かを買うのにも値段交渉したり、屋台で食べるには指差しで注文する等、とにかく何をするにも大きなエネルギーが必要でした。

そして私は、タイで触れる人々のパワーと街中の騒音が醸し出す、そのカオスな雰囲気に身を置くだけで興奮し、ワクワクが止まりませんでした。
また、タイ料理の強烈な辛さと甘さと酸っぱさの渾然一体となったその味にも、私はすっかり魅了されてしまいました。

このタイでの興奮が忘れられず、日本に帰ってからはバイトに精を出し、稼いだバイト代で格安航空券を買い、3ヶ月に一度はバックパックを担いでバンコクへと飛ぶようになりました。パスポートの記録によると、1年半で7回行ったみたいで、当時の私のタイへのハマりようが分かります。

もう1つタイに通った理由は、現地でできた同年代の友達です。
バンコクのディスコで出会った6人程と一緒に遊ぶようになって、彼らを通して現地の人の生活に触れる事が、またたまらなく面白かったからです。
そして当時のタイは、アルバイトの学生である私にとっても物価は安く、屋台で食べるタイラーメンは当時50-70円位、バスは10円位、タクシーでもバンコクなら大抵メーターならば300円程でした。


タイで友達になった6人とドンムアン空港で撮った写真


社会人になってからの私とアジア

私は大学を出てから3年間は、修行のために玩具と花火の製造卸売業の会社に勤めました。
そこでも中国や香港、台湾、タイへの出張があり私とアジアの関係はずっと続くことになりました。
時には上司の依頼で、台湾で作ってもらったサンプル品を引き取りに朝の飛行機で台北に飛び、サンプル品を受け取ってお昼ご飯を食べて、午後のフライトで日本に戻り翌日に引き取ったサンプル品をお客様に納品するなんて事もありました。
また、香港で行われる玩具の展示会に行き、日本で売れそうな製品を見つけてきて、日本向けにデザインを変更して、お客さんに提案し販売したり、中国の工場へ製品の検品にも行きました。
いずれも現地で食べる料理に魅了され、一緒に商売をする人や街の人々とのやり取りで交わす熱や、喧騒と雑多が混じり合う街の雰囲気など、見るもの触れるもの食べるもの空気の全てが私をワクワクさせて魅了しました。

そして3年の修業を終えた後に、父の経営するゴム風船製造メーカーに入社するのですが、アジア好きの私は入社前の3ヶ月を放浪期間にして、またタイへ飛びました。
ちょうど同時期に高校時代の親友がコンケンというタイの田舎で勤務する事になり、彼の部屋で1ヶ月ほど一緒に過ごし、この親友の勤めた会社の現地人のグループと仲良くなり、この仲間とはその後も長いお付き合いとなっています。


タイの田舎コンケンで仲良くなったタイの仲間と高校時代の親友との写真


旅に出ることの意味

こうして考えると私にとっての旅とは、「新しい何かとの出会い」なのかもしれません。新しい食、新しい物、新しい人、新しい経験などでしょうか?

特に海外だと言葉も文化も違うため旅行でのいろんなトラブルも新しい経験となります。
タイのタクシーで高速道路の料金所の手前で降ろされたり、時に警察官にお金をせびられたり、そんな日本で経験できない事を経験することでワクワクして、それらの新しい経験が大好きなようです。

現在、顧問契約の会社と創業支援している会社とで10社程度のお付き合いがあり、その業種は様々で、色々なビジネスに触れており、いつもワクワクしています。なので、これも私にとっては旅になるかもしれません。

だって旅とは、「新しい何かとの出会い」なのですから。


旅とは、「新しい何かとの出会い」


最後に

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
ここでは、私の想いや活動などを書いていきたいと思います。
シリーズをマガジンにしました。「スキ」して応援よろしくお願いします。

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