見出し画像

息子が発達障害とわかって読んだ本

どうしても、おすすめしたい本がある。

息子が3歳の時に
「自閉スペクトラム症」
との診断が下りた。

わかってはいたけど、
絶対そうだろうなとは思っていたけど、
泣いてしまった。
それも医師の前で。
自分が泣くとは思わなくて驚いた。

でも、私も診断は受けてないものの
きっと同じ発達障害を持っていると自負していて
それがどんなに生きづらいものか
何十年も身をもって体感しているのだ。
同じ思いを子供にさせるのかと思うと
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

泣いている私に
穏やかなその女性医師は一冊の本を勧めてくれた。

『高機能自閉症・アスペルガー症候群
「その子らしさ」を活かす子育て(改訂版)』
吉田友子 著、中央法規出版


さっそく読んでみたところ
自閉症の詳細はもちろんのこと、
細かな事例やその対応方法、
巻末には「幼稚園・保育園への提出用しおり」という
サポートブックのテンプレートまで載っている。

何よりおすすめしたい点は
まるで専門の医師が私とマンツーマンで噛み砕いて
話しかけ、励ましてくれている感覚がするところだ。

件の女性医師がこれを勧めてくださったのは
私への激励の意味もあったのかもしれない。
「お父さん、お母さん、そんなに悲観する必要はありませんよ。」と
抱きしめてもらっているような気がした。

本のいちばん最後に
著者から「最後にあなたに伝えたいこと」として
自閉スペクトラム症の子供を持つ親へのメッセージが
綴られている。
ぜひ、読んでみてほしい。

この本で知識を得て、
気持ちもだいぶ安定して
子供の発達障害に向き合えるようになった。

これまで何冊も発達障害関連の本は読み漁ってきたが、
私をいちばん力づけてくれた一冊なので
悩んでいる方がいらしたらぜひ一読してみることをおすすめする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?