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『九性』気学と『九星』気学 の違い

九性気学と九星気学は、どちらも命理学に基づき、星の配置に基づいて運勢を占うものですが、異なる点があります。そのアプローチ方法や使用する九性や九星の種類、一年を通しての運気の考え方、また性格や性質を判断する根本の考え方の違いを簡単にご紹介します。

九性気学とは?

中国発祥

まず、九性気学は主に中国で発展した占い法であり、五行説と八卦を基礎としています。九つの性格タイプがあり、それが「九性」と呼ばれます。それぞれが五行の性質を持ち、人間の運勢と関連づけられます。九性は年によって異なり、一年ごとに移動します。九星気学とは異なり、月の満ち欠けや太陽の運行に影響を受けず、年間を通じて一定です
九性気学は、生まれた年、月、日、時の干支によって、人間を「九性」と呼ばれる9つの性格タイプに分類し、各々の性格に対応する運勢を予想する方法です。九性はそれぞれに特徴的な性格を持ち、その性格がもたらす吉凶や運気を判断することができます。

【九つの性格タイプ】

九性気学には、以下の九つの性格タイプがあります。

  1. 坤性(こんしょう):優しく穏やかな性格で、おおらかな人柄を持ちます。

  2. 震性(しんしょう):行動力があり、リーダーシップを発揮するタイプで、熱心で独立心が強い傾向があります。

  3. 巽性(そんしょう):柔軟性があり、臨機応変な対応ができるタイプで、優れたコミュニケーション能力を持っています。

  4. 乾性(けんしょう):独立心が強く、自己主張がはっきりしているタイプで、行動力も備えています。

  5. 坎性(かんしょう):感受性が豊かで、人情味あふれるタイプで、他人の悩みにも共感することができます。

  6. 艮性(こんしょう):頑固で意志が強く、責任感が強いタイプで、真面目な性格を持っています。

  7. 兌性(だいしょう):情熱的で繊細なタイプで、芸術的な才能に長けている傾向があります。

  8. 乙性(いっしょう):優雅で洗練された雰囲気を持ち、感性が豊かなタイプです。

  9. 甲性(こうしょう):リーダーシップを発揮するタイプで、勇敢さと決断力があり、自信にあふれています。

【占いの方法】

九性気学では、自分の生年月日を基に、干支と五行を使って自分の性格タイプを特定し、その性格によって占います。また、性格タイプの組み合わせや相性なども占いの対象となります。

九性気学では、人間の性格は生まれつきのものであり、改善することはできないとされています。そのため、自分の性格タイプを理解し、それに合った生活や行動を心がけることが大切だとされています。

九星気学とは?

日本発祥

一方、九星気学は主に日本で発展した占い法であり、九つの星がありますが、九性気学とは異なり、九星は一年を通じて一定の位置にあります。この九星は人間が生まれた年、月、日、時の干支(十干十二支)から算出され、それぞれが持つ属性に基づいて、9つの星に分類され、その人の運勢と関連づけられ、出生日や年の星座との相性などが占われます。
また、それぞれの星がどのような影響を与えるかを分析し、吉凶や運気を判断します。

【九つの星】

九星気学には、以下の九つの星があります。

  1. 紫微星(しびせい):金運や富運を司り、成功や栄誉をもたらすとされます。

  2. 天機星(てんきせい):学問や芸術などの才能を司り、好転するきっかけをもたらすとされます。

  3. 太陽星(たいようせい):リーダーシップや人望を司り、自信や元気を与えるとされます。

  4. 武曲星(ぶきょくせい):勝利や成功を司り、自己主張やアクション力を与えるとされます。

  5. 天同星(てんどうせい):社交性や人脈を司り、人との縁を作るとされます。

  6. 廉貞星(れんていせい):正義や公正を司り、人間関係や恋愛面でのトラブルを回避するとされます。

  7. 天府星(てんぷせい):忍耐力や粘り強さを司り、努力によって成し遂げるものを象徴するとされます。

  8. 太陰星(たいいんせい):感受性や優しさを司り、女性性や母性を象徴するとされます。

  9. 貪狼星(どんろうせい):競争や勝負を司り、熱意や情熱を与えるとされます。

【占いの方法】

九星気学では、自分の生年月日を基に九つの星の中から自分の星を特定し、その星によって占います。また、星の配置や組み合わせ、相性なども占いの対象となります。

九星気学では、星が人の運命や性格に大きく影響を与えると考えられています。そのため、運勢や性格を改善するためには、自分の星に合った生活や行動を心がけることが大切だとされています。

運命学とは?

九性ベースの新しい学問

では、その上での運命学とは何でしょうか?
ベースとしては「九性気学」をメインで扱っている事は上の違いを見ると、良くわかりますね。

しかし、上の説明文にはガッツリと「占い」と書いてあるのですが、
「運命学」の公式上は占いでは無いというのが見解としてあります。
その理由としては「九性」で言われている、『人間の性格(というか性質)は生まれつきなので変わらない』というのがその根拠に近いのかな?と思っています。

そして、九性気学だけの考え方なのかというと…また違う。
九性気学ほど縛られていないというか、十干や十二支の考え方が加わる事により、より自由度が高く、伝え方が複雑で難しいというか…その人が持っているイメージが大事というか…まだまだ発展途上の学問であることには変わり無さそうなので、九性と九星どちらの良いところも吸収して枠にとらわれない考え方が出来れば、それはそれで良いのかなと思います。

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