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こういう服があるから、古着ってすごいなぁって、ため息が出ちゃう。というおはなし。


🌟「服たちの物語」については、こちらの記事でご紹介しております


以前の記事で、わたしが古着をすきな理由として、こちらの3つを挙げていました。

1.今は手に入らない素敵な生地を使っていて、見てるだけでも楽しいから。

2.この世に1着しかない、特別な服だから。

3.同じクオリティの服を現行品で買うより、古着の方が遥かに安いから。

文章で表現しようとするとこれだけしか書けず、(言葉で伝えるってむつかしいなぁ。)と歯痒くありました。。。

が、しかし、この度、(そう!そう!これ!これ!こういう服があるから、あたしは古着がすきなのよ!)と、小躍りしてしまうくらいステキな服をみつけましたので、ご紹介します。

こちらは、アメリカの古着です。

着るとこんな感じ。

スモーキーブルーにホワイトの水玉がさわやか。

ここは白タイツかなぁと思ったんですけど、白タイツって日頃履かないですよねぇ。
わたしたち看護師も、今は滅多に履きません。
と思って黒タイツを合わせてみたら、きれいに合いました。

靴はコンバース オールスター。ハイカットのブラックです。
写真でわかりにくいところがわたしの技量不足でなかなか悔しいところであるのですが、靴ひもはかわいらしいワンピースの雰囲気に合わせて、足首の後ろでりぼん結びにしてます。
これは、服のリボンタイにもかけてます。

ブラックのレザージャケットを合わせてみましたら、甘辛コーデで良い感じになりました。

こちらのワンピは、ポリエステル100%で裏地がありません。
ですので、下着はコットンのものを選ぶと静電気が起きにくくなります。

少し透けるくらいの生地ですので、パンツやデニムと合わせて、ロングブラウスとして着てもステキです。

一見するとこんな感じで、特に普通のリボンタイワンピに見えるのですけど、近くで見ると、実はいろいろすごい。

ワンピの上の部分です。

肩から襟周りの装飾がステキ。
もっと近くで見ると・・・

めちゃくちゃキレイなファンシープリーツ!

左右のバランスも、ものすごくきれい。

波形になるように、山になる部分と谷になる部分が交互に縫ってあります。

つまんでる部分の大きさも幅も、ほぼ均一です。

生地がツルツルではなくて少しシャリ感のある生地なのは、このファンシープリーツを縫いやすくするためなのかもしれません。

ファンシープリーツの部分を裏側から見た写真です。

ファンシープリーツを作った布の裏にもう1枚布を縫い合わせてあって、肌触りが悪くならないように作ってあります。

これだけひだを作ってあるとその厚みで着るともっさりしてしまいそうですが、こちらの服は着てももっさりしません。

ポリエステルの薄い生地で作られているのは、このひだを作っても、もっさりした見た目にならないようにするためなのだと思います。

ファンシープリーツの部分の布地と前身頃の縫い合わせのギャザーと袖の肩部分のパフスリーブでファンシープリーツの周りにフワっと感を出してるのも、もっさり見えないようにするためだと思います。

ファンシープリーツと前身頃の縫い合わせ部分と首周りの部分には、トーションレースという、糸で編まれているレースが付けられています。

こちらのレースは、たぶん綿糸で編まれていると思います。
あくまでわたしの感覚ですが(わたしは、肌が超弱いです)、着ている時にレースで首周りがチクチクするとか不快な肌触りがしないです。
むしろレースが付いてる感じもしません。
これをデザインした人は、肌触りのことも考えてこのレースを選んだのだと思います。

誰がどう結んでも、きれいなりぼん結びができるように作られているこちらのリボンタイも、すごいと思います。

空服のお店にお出ししてますドイツ製のホワイトブラウスもそうなのですが、古着は、こういうふうに、結ぶセンスとか何もなくても、ササっと結んできれいなりぼん結びになるリボンタイの服が多い気がします。

わたしはあまり器用な方ではないので、こういうふうにきれいなりぼん結びができる服に出会うと、感動してため息が出ます。

そして極め付けは、なんといってもこのボタン!

かわらし〜い、なつかし〜い、お花の形。

そして、スモーキーブルーにこの色を合わせている、このセンスがすごい。
藤色。

直径約0.9cmの小さなボタンなのですけど、見事にこの服のチャームポイントになっていますし、服全体の雰囲気にまとまりを生んでいます。



こちらの服はタグがあるので、もともとは一点ものではないと思います。
こんなに細かい装飾をして、着ると形がきれいに見える服を何着も作ったのだなと考えると、ほんとにすごいなとびっくりします。

古着はこちらの服のように、おしゃれのためにものすごく手をかけて作ってある服が多いので、見ていても本当に楽しいです。

古着屋さんに行かれた時は、こんなふうに服の細かい部分をご覧になると、古着探しがもっと楽しくなると思います。
皆さまもぜひなさってみてください♫


これからもステキな服たちが登場いたします
👗
ぜひ「空と服と」に遊びにいらしてください
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