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ひきこもりの経緯①

今回は兄がひきこもってしまった経緯について書いていきたいと思います。

きっかけは、兄が大学受験に落ちてしまったことに始まります。
私立大学を3校受験し、全て不合格となってしまいました。

その後、兄はもっと偏差値の低い大学(おそらく2次募集)を受験したいと父親に言いました。
しかし、父親の口から出たのは、「そんなしょうもない大学に行ってどうするんな!」という言葉でした。
その言葉に対して兄は反論することもなく、受験を諦めました。

うちの両親(特に父親)は、有名大学を出て、一流企業に就職する、又は公務員になることが一番素晴らしいという考えなのです。
その考えは、今も変わっていません。

私が小学低学年の頃よく遊んでいた友人が、英語の先生になったらしいのですが、「それを聞いた時羨ましかったー」と最近口にしたのです。

私も短大の英文科を卒業しているのですが、英語は話せないし、そういった関係の職業にもついていないし、早くに結婚をして長く専業主婦をしていましたから。
その上、離婚もして、収入も低く経済的に厳しい生活をしていますから。

父親が思う自慢の娘にはなれなかったのだと思います。
折角短大にいかせてもらったのに、申し訳ないとは思っています。

でも、私は、今幸せです!
人の気持ちのわかる優しい息子二人の母親になれたのですから。

それなのに、その友人のことを羨ましいという父親。
そういった考えが兄にも影響を与えたのだと思います。

一年浪人して頑張って勉強をし、次の年にまた受験をするということができなかった兄がもちろん悪いのですが、2次募集の大学を受験することを反対し、受験に失敗して自信を失くしている兄に対して、予備校をどうするかといった事を一緒に考えてやることもしなかった両親。
その時、もっと兄の気持ちに寄り添っていれば、兄の人生も変わったのではないかと思います。

それから一年くらい経ってからでしょうか、両親と大喧嘩をした兄は、家出をしました。

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