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理解してもらえないのは辛いとわかっているはずなのに

前にも書いたように、兄の病院での診断がどうだったのか、一緒に病院へ行った両親に聞いてもわからないので、正確なところはわかりませんが、おそらく強迫性障害だと思います。

しかし、強迫性障害を患った事がない私には、兄の気持ちがわかりません。

そこで、強迫性障害の人の様々な症状や、自分自身をどう思っているかという事を知りたくて、noteの記事を色々と読ませて頂きました。

その中で、自らこの行為はおかしいと思いながらも止められず、一人で苦しんでいるのだという事を知りました。
脳が自分を支配してしまっているのだと。

それでも、どんなに苦しくても、レントゲンやエコー等、その症状が目に見えて表れる訳ではない為、経験した人にしか理解してもらえないという辛さを抱えていらっしゃいます。

私自身、強迫性障害についてはわからないものの、パニック障害を15年程前から患っていて、理解されないもどかしさや、悲しい気持ちはわかるはずなのに、兄の事を理解しようとはしませんでした。
私がもっと早く理解してやるべきだったのかもしれないと思いました。

両親に理解しろというのは、なかなか難しい話です。
私のパニック障害についても、何度説明しても、親身にはなってくれず、聞き流されているようで、もうこれ以上言っても無駄だと感じましたから。
 
それどころか、私の父親は、花粉症さえも信じない人で、鼻が出るのは風邪だと言い張るのです。
これだけ世間に花粉症というものが浸透しているにも関わらずです。

そんな親に、強迫性障害やら、パニック障害やらを理解しろというのは、到底無理な話です。
せめて私が何とかしないといけなかったのかもしれません。

でも、私も、離婚をしてすぐにパニック障害を発症し、それでも働いて息子二人を育てていかないといけないと必死でしたので、なかなか兄のことまで考える余裕がなかったのです。

それに、兄の事が少し怖かったというか、今でも怖いという気持ちがあります。

せめて、両親が、理解はできないにしても、もう少しだけ兄の精神状態について考え、どこかに相談に行っていれば、現状は違っていたのかもしれないと思い、それが悔やまれてなりません。



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