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私というひと〜自分史〜その28

31 裏切り➀

【長文です。長文嫌いな方、興味がない方は読むのをお控えくださいね。】
【自分史なのでもちろん実話です。】

旦那さんも私も結婚当初23歳。
親を世話する事はかなり負担でした。
私はパートで働いていましたが、かなり働いていたとはいえ扶養内です。
旦那さんも高校卒業なので、大学卒業とは違いお給料は少なかったです。
その中で月10万もの仕送り。
かなり厳しく、旦那さんが高校時代にせっかく貯金していたバイト代を少しずつ切り崩すような状態。

私が家庭内では金銭管理をしていたので、毎日頭を抱えてました。何より、一生懸命働いた学生時代のバイト代。お義母さんが貯金をしててこれだけ貯まったのに。
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

それなのに、その年末母親Kからいきなり連絡が来たのです。
お金の催促でした。
「土地代と光熱費、年末に支払うようになっているから30万くれないか?」

確かに、土地は借りていますが、無償で親戚に借りていると聞いていました。
光熱費は水道代は月一率8000円で使い放題、これもその親戚に支払うことは知っていました。
しかし年末に支払うようになっていることは聞いたことがありません。

もしかすると、Kが他の事に使い込んで、支払いを年末に伸ばした可能性もあります。
びっくりしました。

迷惑かけるわけにはいかないので、仕方がなく、30万Kに渡しました。

でもそれが、後に私に不信感をもたせるのです。

そしてもっと生活が苦しくなっていきます。
年度明けついに旦那さんが貯めた貯金が100万切ったのです。

これは、あと一年持つだろうか…。

親の破綻どころか、私達夫婦も破綻する。

ついにKに言いました。
「貯金が底をつくので、仕送りはもうできない」と。

役場の世話にはなりたくない。そんなのもらったら田舎だから噂が広まる。
そもそも車が持てなくなったら生活できない。
保護をもらったとしても少なすぎてやっていけない。

これだけの事を言っていたK。

これは暴れるのではないか、と覚悟していました。そうすると。

あっさりと承諾したのです。

ふーん、わかった。と。

……………はぁ???

そんな簡単に言うなら、最初から生活保護貰えよ。
私達がどれだけ苦労して働いて、生活切り詰めて、とても大事な貯金まで手を付けて。

これだけ苦しんでるのに、当の本人は仕事もしない。横になってせんべい食べながら時代劇見て笑ってる。育ての父Tも、仕事なんて放置して山へ海へ遊びに行く。

どういう神経してるんだろうか…。
そして都合よく具合が悪くなるんだわ。

そうして、生活保護の手続きをする事になったのです。
しかし、後にすごい事実が発覚しました。

育ての父Tは、すでに年金を貰える年であり、しかもそれは10年前から貰えたという事実。

私はKは年金を貰えないことを知っていました。支払いを全くしていないので貰えないのです。Tもそうだと思っていました。
そしたら、自営の会社社長時代にもちゃんと支払っていて、その前もちゃんと正社員で務めていたようで、その当時の支払いはしていたのです。びっくりしました。

しかも申請していないって、どういう事?
どこまでも頭がおかしい…。
しかも、10年前からの年金を全部その時に貰えると思ったら貰えないんです。遡って5年までしか貰えないみたいなんです。
つまり、5年分お金を捨てたことになります。

正直、私が暴れたかった。
殴りたかったです。
これだけ苦労したのに。高校だって、後半自分で支払ったんです。
しかも、旦那さんの貯金まで使って。
泣きたくなりました。

そしたら、まとめて5年分の年金が入ったときに、今までの分を返すと、100万返してくれました。
正直、足りませんでした。
呆れてモノも言えませんでした。

しかも、その時の年末に。
Kに、今年もまとめて水道代とか払わなくちゃならないんでしょ?と聞きました。
そうすると…。

「は?なにそれ」

と言ったのです。

つまり、私は騙されたんです。
また嘘ついて、お金を巻き上げたんだと思いました。毒親というか。鬼というか。悪というか。頭おかしいというか…。自分が良ければ何をやっても構わないという概念。それが、たとえ犯罪だとしても。全く理解できません。

私はその都度、この体の中の血を抜きたい、そう思っていました。

そして、この出来事ばかりではなく。
並行して色々とありました。
次回それを書こうと思います。

長文読んでいただきありがとうございました。