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あふれる

箱を開けた
こわごわと少し勝手に開いた
知らぬうちに流れる

殴られるような心のいたみ
終わりのない鼻水で息はできない
恐怖が隣にやってくる

ガムシャラに見えないように
箱を無視して突き進む
そのうちヘロヘロになって
私は風で息ができない
恐怖はいつでもやってくる

悲しみにどっぷり浸かる
悲しみの海を深く深く
見えなくなるほど深く
その先に何があるのが
私はこの海を忘れてしまうのか
夢想した先の恐怖
それが怖くてさざ波からじりじり一人後ずさる

ただ共にある
それが怖くて飲み込めない
悲しみに溺れて流れ付けぱ
この涙に飲み込まれて
私を探しに行けるなら
その背中を掴めるだろうか


2022/09/25 sora

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