見出し画像

20230527 OLYMPUS PEN E-P1は肩肘張らずにいつでも使うのがいい

土曜日。
この1週間の疲れや乱れを整えるために使おうと決意して、いつもの時間に起き出す。
この1週間は、ちょっと色々と疲れが出てきて、ルーティンを回すことが出来ないような状態が何日かあった。
だからこそ、休日の過ごし方が肝心。
なので、朝から洗濯機を2度まわし、ベランダに干す。
平日の朝は、なんだかんだと時間に追われている状態になっていたので、カメラを持ち出して撮影しようなんていう意識が湧いてこなかった。
久々に、ベランダで大きく呼吸をして、周りを見渡したら、撮影したくなってきた。
こういう時は、素直にE-P1。
ペンデジタル1に限る。


うっすらとした雲が空一面に広がっていて、すっきりとした青空という感じではないが、洗濯物は十分乾きそうな天気だった。
向こうに見えるマンションは、外壁工事中。マンションの大規模修繕は20年毎のはずだから、あのマンションは40年が経過したということか。
ベランダから見えるお気に入りのサクラの木。今年は枝ぶりがとても元気そうに見える。
洗濯物を干す前にベランダに出てみたら、いろいろなものを撮影してみたくなってきた。そしてカメラを構えて撮影しようとすると、先日参加した鈴木心さんのワークショップのことを意識している自分がいることに気が付く。
洗濯バサミやら水道の蛇口やら。中心と撮りたいものの正面とを意識してシャッターを切る。水平垂直で画面を構成するのが基本とのことだったが、水平垂直が取れていないなぁ。

午前中は、地域の自治会が集まるコミュニティの総会に参加することになっていたので、妻と小学校まで出かける。
住んでいる所の自治会は、輪番制での役回りではあるが、他の自治会から参加している人を見ると、もう何年もずっと取り組んでいるという感じの方ばかり。
良いように言えば、地域の重鎮やベテランの方ばかり。
悪く言えば、現役世代は数える程しかいない高齢化社会がそこに見える。
ただ、地域コミュニティとしての方向性は、来たる南海トラフ地震に対しての備えを重点的に位置付け、地域での共助ができる関係づくりを意識したものになっている。
実際、2018年には地震と台風のダブルパンチで大変だったこともあり、その時の経験からの危機感というものが共有されている感じが、初参加ながらひしひしと伝わってきた。

総会には夫婦二人で参加した。
役職は自分だけなのだが、自分の状態が不安定なこともあり、妻が付き添いとしてついてきてくれた。
今後も、役を夫婦二人で取り組んでいく予定。

総会が終わったあと、小学校のそばに雰囲気のいい喫茶店を見つけたので、そこへ出かける。
前回は、選挙の投票をした後に立ち寄ったのだが、今日はこの総会の後に出かけようということになっていた。


コップが出てきたら、つい撮影。
砂糖壺も撮影。
カレーライスのランチを注文。妻はオムライスのランチ。
食後にはアイスコーヒー。ここのコーヒーはとてもレベルが高くて、びっくり。

日常生活を切り取るには、本当にこのペンデジタル1はとてもいいカメラだ。
自分がそこにいて、目にしているもの、愛おしいなぁと思うものや空気感をそのまま切り取ることができる。
その実直さ、素直さがとても好みだ。
なんだかんだとこのカメラのいいところは、そういうところなんだなというのを、使えば使うほど感じる。

おそらく、そうした感じになるのは、マイクロフォーサーズのセンサーサイズとレンズの性能というものもあるだろう。
iPhoneなどの場合だと、接写しても作られた感じのボケ感が出てきてしまったりする。
レンズでボケた感じが作られるのではなく、画像処理としてのボケ感。
そうして出てくる画像のベチャッとした感じがあまり好きではない。
それに対して、このPENのレンズたちの素直な写りは、心地よく感じる。
だから、日常で使うことが良いのだろう。

また、そうした使い方がいいというのは、田中長徳氏のムックの影響もある。
あの本は何度も読み返した。
リスボンやら外国の街並みではないけれど、それこそ自分の住む街の一コマを切り取るのには、ホントにちょうど良い。
肩肘張らずに使うことができる。

いつでも使える。
いつでも使う。
こうした感覚が、またこのカメラの魅力でもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?