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今日の午後は、自宅からのリハビリプログラム参加

毎日、通院をしている。

クリニックでは、毎日リワークプログラムが行われていて、原則全部に参加することになっている。

というのも、双極性障害で鬱状態になった際、引きこもってしまうという事が起こりやすい。また、鬱症状を発症する際に、睡眠障害が起こっていることが多い。実際に自分の場合も、一度目の発症時には重度の不眠症があった。

疾病を少しでも軽減し、回復するためには、毎日の規則正しい生活リズムの構築が大切と言われている。そのために、朝が苦しかろうがまずは必ず病院にたどり着くというのが求められる。仕事を休職し、双極性障害になると起こる体内時計の狂いを整えることが、何よりも初期の段階の治療方針になっている。

ただ、それを強要されるだけではない。なぜ、毎日規則正しい生活を送る必要があるのかについて、人間の身体の中で起こっている様々な事について解説がある。これが疾病理解。これを理解した上で、自分自身で改善するという力を身につけることを目指す。

また、リワークプログラムは集団で行われる。
ストレスに直面した際の対処法について、自分一人の考えだとどうしても自動思考が中心になってくる。しかし、その自動思考で調子が狂ってしまっている場合が多い。多くの人が疾病を理解した上で、ストレスに対する対処を色々とアウトプットする事で、自分の疾病に対する対処を飲み込みやすい。これは、学びでも何でもそうだが、自分一人の学びというのは、学習面の初期においてとても効果が低い事がわかっている。様々な人の視点が加わることで、自動思考をストップさせることが出来る練習にもなる。プログラムは様々な内容のものもあるが、より効果的なスキルの習得という意味では集団で行うことの意義が大きい。

だから、毎日クリニックに通うという事が、一つの治療にもなっていると主治医は話していた。

しかしながら、コロナ騒動である。外出の8割削減が求められる。また、集団でのプログラムは、三密を避けるように求められていることにも反する。そんな事もあり、プログラムをZoomによるテレワーク参加という方法を準備してくれている。
プログラム参加者は、曜日により在宅でのプログラム参加を割り振られている。自分の場合は、まず今日がはじめてのZoomプログラム。

今後のコロナの感染の広がりにもよるが、もしかしたら自宅でのプログラム参加が増えるかもしれない。
少し不安に思うことは、パソコン上でのプログラム参加によって、リハビリ治療の効果が薄くなってしまうかもしれないという事。復職に向けての期間が延びてしまうかもしれないという不安もある。
しかし、コロナに感染してしまい、さらに命の危機に瀕してしまっては意味が無い。

優先順位の問題ということになってくる。
この辺のバランス感覚は、なかなか難しいと感じる。

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