朝起きて、窓を開くと秋の虫の声が入ってくる

夜中に雨が降った様だ。

ベランダは微かに濡れている。

ここしばらく家にいる時はエアコンを入れっぱなしなので、窓を開けている事がない。しかし、今日は朝起きてすぐに窓を開けた。完全に朝の光が夏ではないから。

そして、虫の鳴き声がセミではないことに気付いた。昨日はすでに秋の虫の声になっていたのかもしれない。

しかし、そこに存在しているのは、たしかに秋の空気。

自分は何の進展もなくただ立ち止まっているだけなのかもしれないが、時は必ず移ろい、季節は進む。

いつまでも立ち止まっているわけにはいかないが、ただ立ち止まっているわけでもない。

一日一日を、ただ生きている。

今はそんな状態。