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20240528 モノクロの目

そういえばフィルムで撮影するのも、モノクロフィルムで撮影することが多かった時期がある。
自分の場合、生まれた頃からカラーフィルムが存在したし、カラーネガフィルムで撮影することが標準的だったので、モノクロフィルムで撮影することの方が特別感があった。
学生時代に、研究室で電子顕微鏡で見たものを記録しようとすると、ネオパンSSのブローニーフィルムを顕微鏡に入れて撮影し、それを現像することでようやく見ることが出来たので、その頃に初めてモノクロフィルムに接するようになった。
放散虫の顕微鏡写真は、そうやって撮影したものだ。

その頃から、モノクロフィルムをカメラに入れて撮影することをし始めた。
丁度、別冊太陽でアーネスト・サトウの特集があって、それでネオパンSSを自分でも買って撮影することが増えた。

そんなことも、デジカメが主流になってからしなくなってしまった。

ところが、デジカメにはモノクロモードが最初っからあったりする。
多分、銀塩とは違うものなのかもしれないけれど、わざわざモノクロにして撮影することで、違う感覚を手に入れることもできる。
それは、色のない世界をどうとらえるかということなんだろう。

全部、JPEG撮ってだし。
カメラの白黒モードオンリー。
何も手を入れていない。

こうした、目を手に入れるというのも、一つの経験でもある。
それが、嬉しいし、楽しい。

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