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20211029 ベランダから色々なカメラでお気に入りのサクラを撮ってみる

今日は、午前中に形成外科を受診したあと、おとなしく家に居ることに。

色々とこれまでに撮影した画像などを見ていたけれど、同じシチュエーションでカメラを変えて撮影してみたら、カメラそれぞれの個性というものが見えてくるのでは無いかと考えた。
それで、さっきベランダに出てみて、カメラを取っ替え引っ替え撮影してみる。

RAWで撮れるものはRAWで撮影したものをLightroomで現像、RAWとJPEGが両方記録できるものは両方、JPEGだけのものはJPEGだけ。
これが、撮影してみて結構個性があるのがわかる状態になった。

使ったカメラは、CanonのPowerShotがS70、SX100IS、SX160ISの3台、FUJIFILMがFinePix XP120、ミラーレス一眼がPENTAXのQとOLYMPUS E-M5、あとデジタル一眼レフでNikonのD40XとCanonのKiss Digital X5。
あわせて、8台。

Canon Power Shot S70


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CanonPowerShot S70。
RAWで撮影して、Lightroomで現像。
700万画素のカメラのRAWでありながら、現像してそのままJPEGに書き出したものだと、ファイルサイズが10MBを超えてしまってアップできないので、これに関しては、90%に圧縮している。

Canon Power Shot SX100IS

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CanonのPowerShot SX100IS。
800万画素のカメラ。
このカメラはRAWで撮影できないのでJPEG撮って出し。
S70より、緑色がはっきりと出ている感じになっている。

Canon Power Shot SX160IS

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CanonPowerShot SX160IS。
これは、1600万画素。
これも、JPEG撮って出し。
基本的にはSX100ISと余り変わらない感じがする。
ここまで3台はCCDセンサー。

FUJIFILM FinePix XP120

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FUJIFILMのFinePix XP120。
1640万画素のCMOSセンサー。
Canonが派手な発色だとすると、FinePixはかなり控えめ。
若干逆光気味で撮影しているのもあるが、左下にフレアが発生していて、その範囲の解像度がかなり悪い。
露出も暗めで、渋い印象。

OLYMPUS E-M5

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OLYMPUS E-M5のJPEG撮って出し。
このカメラは1605万画素。
センサーサイズはマイクロフォーサーズ。

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OLYMPUS E-M5のRAWをLightroomで現像、圧縮率を80%にして書き出したもの。
JPEG撮って出しとRAWから買い出したデータはほとんど差がない。
マイクロフォーサーズなのに、RAWのデータはかなり大きい。そして、そのまま100%の圧縮率でJPEGに変換すると、ファイルサイズも結構大きい。
それだけ、情報量が含まれているということなのだろう。
色味は、渋め。
緑の発色が浮き出てくる感じが無く、落ち着いている様に感じる。

PENTAX Q

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PENTAXのQ。
これは、JPEG撮って出しの画像。
センサーサイズが1/2.3インチの1200万画素。
ミラーレス一眼ではあるものの使っている受光素子はコンパクトデジカメと一緒のサイズ。

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これは、RAWから現像してJPEGに書き出したもの。
書き出すときに、そのまま100%の圧縮率で書き出すと、これまたファイルの大きさが11MBほどになってしまい、noteに上げられないので圧縮率90%にして書き出す。
PENTAXのQは、JPEG撮って出しの画像は色が若干抜けて、白っぽくなる印象がある。
暗部を持ち上げている感じもすごくある。
したがって、RAWの方がどの色も濃い色となって出てくる感じがあり、明暗の差も大きい。

Nikon D40X

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NikonのD40X。
これはJPEG撮って出し。
RAWと合わせて撮影すると、撮って出しのJPEGは一番データの小さなベーシックになるので、ファイルサイズは1MBほどしか無い。拡大すると、かなり画像は荒れている感じがある。

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RAWから90%の圧縮で書き出したもの。
CCDセンサーで1040万画素。
JPEGが少しあっさりした感じ、RAWは少しこってりした感じ。
JPEG撮って出しの画像は黄色が少し強いかもしれない。
ちょっと派手さが加わった様な感じがする。

Canon EOS Kiss X5

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CanonのKiss X5。
JPEG撮って出しの画像でもファイルサイズが14MBほど有るので、80%ほど圧縮してアップ。
画素数が1800万画素有るので、やはりファイルサイズも大きくなる。

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Lightroomに取り込み、RAWから70%の圧縮率で書き出したもの。
RAWのファイルサイズは34MBにもなるため、圧縮率100%でそのまま書き出すとファイルのサイズは、24.2MBにもなる。
JPEG撮って出しとRAWから書き出した画像を見比べてみると、RAWの方が、これまたこってりとした色味になっている。
RAWの方が、若干赤みがある感じもする。
EOS Kiss X5のJPEG撮って出しは、どんなシチュエーションでも少しさらっとした感じの画像になる印象はずっと持っている。
そのさらっとした感じが、人を撮るときに良かったりする感じはある。


まとめみたいなもの

これだけの台数のカメラを比べてみると、見えてくることもある。
CanonのPowerShot3台は、共通して派手目の発色をしているということ。
印象に残りやすい感じの写りになっているのだろうか。
比べてみなければわからなかったことかもしれないが、こうやって比べてみるとその派手さがひときわ目立つ。
逆にFUJIFILMのFinePixはかなり抑えめの渋い状態。
コンパクトデジカメを使っていて、このインパクトのなさはどうなんだろう?
解釈が難しい。
しかしながら、印象が残りにくい画像が出てくるとなると、このカメラを選択して持ち出そうという意欲は減ってしまう。
やっぱり水際などに限った使い方になるだろうか?

OLYMPUSはJPEG撮って出しもRAWから書き出した画像も、ほとんど差が出なかった。
ということは、このカメラに関してはわざわざRAWで撮影しなくても良いのかもしれない。
ただし、JPEG撮って出しの画像が余りにも見た目と違う色を吐き出すときもあるので、それはそれでコントロール出来ない感じがあって困る。
RAWで撮影しておいて、印象を近づけるという様な使い方を視野に入れておかないと行けないかもしれない。

PENTAXのQは、この頃JPEG撮って出しよりもRAWから書き出した画像を使う事の方が多い。
その方が、自分的には好み。
色が素直な感じがある。
JPEG撮って出しは、ちょっとでも空が霞んでいる様な感じだと紫色が乗っかってきて、色味が濁った感じになる。
また、暗いところや日陰などがあると、暗部を持ち上げることによって画像全体が白っぽくなる印象がやっぱりある。
それに対して、RAWは見た目に近い印象の画像を得ることが出来る。
日陰などは、若干暗めに写る傾向があるため、メリハリの強い画像になっている印象。
しかし、やっぱりこの素直な感じが好きだったりするので、このカメラを持ち出すことはやっぱりそのまま多そう。

NikonのD40Xは、CCDセンサーのこってりとした抜けの良い色合いがJPEG撮って出しでもRAWでも共通してある。
一番画像の粗いベーシックモードでもSNSにアップする程度なら、全く問題が無い。
プリントとなるとL判ならば余り気にならないけれど、2L判くらいの大きさくらいからは画像の荒れ感が気になる。
そうなると、RAWから書き出したものを使うか、最初からJPEG撮って出しでもファイルのサイズの大きいモードで撮影したものの方が良くなる。

EOS Kiss X5は、やっぱりこれまで自分が所有しているカメラの中では、安心のカメラ。
仕事で使う事が多かったのだけど、安心感がすごくある。
たくさん仕事で使ってきたこともあり、予想通りの画像が出る。
自分の中では、これが標準という感じがある。
解像度的にも1800万画素というのが、ちょうど良い感じがしないでも無い。
ちょっと拡大した程度では、デジタルのギザギザした感じは出てこない。
でも、だからではないけれど趣味カメラにならない。
何でだろう?
安心できるからこそ、色々とこれで撮ってみればいいのにと考えることも出来るのだが、日常では持ち出すことが少ない。
やっぱり、大きさがネックなところが有る。
自分が持っているデジタルカメラの中では、一番大きい。
普段、クリニックへリハビリに行くとき、鞄の中にはノートやファイルなどでそれなりに重量がある。
その鞄の中に、EOS Kiss X5は残念ながら入るスペースが無い。
NikonのD40Xがギリギリ。
このちょっとした大きさの差で、持ち出すか持ち出さないかが決まってくる感じがある。
何せ、最近はPENTAXのQのコンパクトさと画質とのバランスで、これを持ち出すことが一番多いのだから、なおさら。
でも、もっと持ち出しても良いなとは見直すことが出来た。

一度にたくさんのカメラを同じ被写体で比較することが出来て、色々とチェックできたのが良かった。
カメラの特徴をつかめたことで、状況に応じて持ち出すカメラを選択しやすい状況にはなったと思う。
ちょっとしたチャレンジではあったけれど、案外面白かった。
そして、自分の好きな画像の傾向も見て取れた。
こうした傾向は、今後にも役に立つ様な感じはする。

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