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20220416 ゆったりと歩きながらシャッターを切りたいと思って・・・

今日は、クリニックのリハビリに出かける日。
朝、起きる時間は仕事だろうが休日だろうが、関係なく5時半と決まっている。
休日だから、出発する時間が遅いからと起床時間をずらす方が身体がしんどくなり、平日休日関係なく同じ時間に起きて同じ時間に寝る方が体調が良いというのを身をもって経験しているので、復職してしんどいからといってそのルーティンは変えていない
しかし、クリニックに出かけるのは8時を過ぎてからで十分間に合う。
いつも仕事に出かけるよりも1時間ほど遅い。

それじゃあ、カメラを持ってのんびりとゆっくり歩きながら出かけることにした。
持って出るカメラは、NikonのFM-10、OLYMPUSのPEN E-P1、CanonのPowerShot SX160ISの3台。

久しぶりにフィルムで撮影したくなった。
撮影するなら、モノクロフィルムを入れたくなった。
そして、モノクロで撮影するのならFM-10が良いだろうと思った。

ゆっくりと団地の中をシャッターを切りながら歩く。
朝の光がとても気持ちいい。

クリニックのある駅まで直接出ることの出来るバスに乗ろうと思うと、1kmほど歩く必要がある。そのコースを歩きながらシャッターを切る。
本当に気持ちが良い。

バス停までで20カットほど撮影。

そのあとはOLYMPUSのPENに持ち替えて、何の変哲もない風景を撮る。
どうも、PENのシャッター音は明確な意思表示をしている感じがある。
カチンという音がするのだが、それがミラーレスなのにリズムを作ってくれる感じがある。

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帰り道は、ずっとCanonのPowerShot。
陽差しは春の強い光だけど、今日は風が冷たい。
駅のロータリーの温度計は、お昼を過ぎても16.9℃と今週の火曜日や水曜日と比べると10℃ほど寒い。

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しかし、案外こういうのも好きだったりする。
光に対して空気はひんやり。

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団地まで戻ってくると、植え込みの木々は本当に色々と芽吹いていて、気持ちいい。
何よりもこの時期に見られる、若葉を通って見える光が美しくて、いつまでも眺めてられる。

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カエデの若葉もこれまた光を通して、なんと綺麗なことか。

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ツツジも咲き始めている。
まだまだ蕾の方が多いけれど、豪快に咲いているのもあって、あと数日もあれば、満開なのだろうなぁと感じる。

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一番、変わったのがケヤキ。
若葉の緑もまた気持ち良いのだが、葉が茂ったことで風に揺られたときの音がするようになった。
音で爽やかさを感じるというのがあることに改めて気付く。
冬にはなかった音。
というか、それぞれの季節にそれぞれの音があると言うことを、新緑の季節になったことで気付かされているところもある。

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とにかく、風に揺られて葉が鳴る音が、本当に心地よかった。


それにしても、久々に周りを見る余裕が出来た感じでもある。
ここのところ、歩くと言っても通勤の中での徒歩であり、またそれはどちらかというと思考の切り替えをする、メンテナンスの時間でもあったので、余り景色に意識を持っていくことが出来ていなかった。
特に、この一週間は現場仕事が増えたこともあって、それなりの負荷があったことから、歩いているときは仕事を終わらせるための脳の休息を作ることがやはりメインになっていた。
そうなると、カメラを構えてシャッターを切る行動にはなかなか踏み出せない。
それなりに撮影する事も脳を使っている感じがあるので、休息している感じがなくなってしまうから。
なので、今日みたいにプレッシャーもなく、ゆったりとした気持ちで歩くことで、カメラを持ってシャッターを切る余裕が生まれたのだと思う。
カメラを持つことで、周りの情景をじっくりと味わう事へとつながったところもある。
おそらく、間を作るからなのだろう。
間があることは、人間にとって大切なんだろう。
間がないというのは、まさに「間抜け」なのだから。

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