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20210603 オールドデジタルカメラ遊び・・・NikonのD40XにMFのNikkorレンズをつけて・・・

NikonのD40XにMFのNikkor 50mm f/1.4をつけて持ち歩いている。
この組み合わせ、やっぱり使ってみるととても気持ちが良い。
そして、露出の練習が出来る。

ISO感度と絞りとシャッタースピードを設定して、ファインダーを覗きながらピントリングを回してピントを合わせる。
フィルムのMF機と全く手順は一緒。
感光するのがフィルムではなく、デジタルの受光素子という違いがあるだけ。

NikonのD40X自体も、オールドデジカメということもあり、今の高性能なカメラとは違う。
10年以上前のデジカメだから、ISOも常用できるのは400位まで。
そうした感覚もまた、フィルムカメラと似たようなものという感じがある。

そして、FM10につけて撮影して、それまでのキットレンズとは違う写りにびっくりしたNikkorの50mm。
それこそ、デジタル用のレンズではないので、色の収差がでてしまうのは仕方がないと思う。
それでも、コンパクトデジカメよりは遙かに写りは良いのではないか。
何より、自分がレンズやカメラで設定したものが、ストレートに画像に反映されているという感覚が、とても新鮮。

デジタルカメラは、AFが当たり前の時代に出てきたし、露出制御もホワイトバランスもピントも何もかもがオートというのが当たり前。
撮影した画像も、オートマチック。
それが、カメラの個性と言われればそれまでだけれど、自分でコントロールできない感じがものすごくある。

しかし、このカメラとレンズの組み合わせだと、そうしたオートマチックではなく、自分でコントロールする幅がとても大きい。
まるで、現代版のマニュアルトランスミッションの車を運転しているような感覚。
エンジンの制御や安全装置などはコンピュータがしているけれど、しかしながら車を動かすことに関しては、ギアを入れ、クラッチをつなぎ、エンジンの回転数を合わせるという作業が必要。
それを同時にして、車が初めて動く。
便利ではない。
でも、自分の意思で動かしているのには間違いない。
そうした感覚とホントに似ている。
画像の記録はデジタルではあるが、そこに至る作業は機械仕掛けのカメラと変わらない。
それが、楽しいのかもしれない。

画像1

画像2

画像3

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画像5

この5枚は、比較的露出やピントが合ったもの。
露出の失敗がたくさん生まれる。
しかし、カメラを構える直前、絞りリングとシャッタースピードをパッと確認して、そしてファインダーを見ながらピントを合わせ、シャッターを切るという一連の流れは、自分にとって良いリズム感が生まれている。

こういう遊びが出来るのもNikonだからなのかもしれない。
PENTAXも同じようなことが出来そう。
一眼レフのマウントが変わらないことの偉大さを、妙に感じている。

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