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20230111 2012年に1000円で購入したプリンタを現役復帰させる

プリンタの寿命というのは、どれくらいなのだろう?
自宅で使うプリンタは、結構な頻度で壊れていく。
職場で使うプリンタに関しても、インクジェットプリンタに関しては、ものすごくハードに使うからか、5年もつかもたないか。
それくらいが寿命という感じがある。
それに対して、レーザープリンタというのは寿命が長いような気がする。

思い起こせば、2000年代初頭はパソコンにしてもプリンタにしても、自分の個人のものを持ち込んで仕事をしていた。
紙で書類を管理していた頃。
ワープロ専用機を使って仕事をする人もいた。
自分の場合は、90年代からパソコンを使う環境にいたことや、学生時代に研究して論文をまとめるとなるとパソコンがなければゾッとするような状況だっただけに、学生から就職という流れの中でパソコンを使う事に関しては自然と入っていけた。

2000年代後半になって、丁度Windowsが8になった頃に職場から端末が配布され、自前の機器を使わなくても良くなった。
しかしながら、まだまだネットワークなどについてもこなれていなくて、変にセキュリティが厳しいがために、それまで出来ていたことが出来ない状態というのが生まれてしまった。
特に、写真に関することについては、第2世代か第3世代のCorei3でメモリも最小でしか積まれていないWindowsマシン、ましてやソフトを勝手に入れられない仕様のものだと、満足に仕事が出来る状態にはならなかった。
そうしたことから、結局は個人の機材を持ち込んで、職場のネットワークにはつなげないけれども、そうした機材で仕事をするということが起こってしまう。
デスクには、複数台のマシンやらプリンタが場所を取るという、なんとも言えない状況が生まれた。
しかしながら、その方が効率が良いのだから仕方が無い。

そんな個人持ちの機材の一つに、iPadがあった。
自分も2012年の年末に初めてiPadを購入した。
購入したのはヨドバシカメラ。
iPadを購入したときに、ヨドバシカメラでは1000円でヒューレット・パッカードのインクジェットプリンタをおまけとして販売していた。
1000でプリンタが買えるのなら、儲けもの。
Wi-Fiにつなげればプリントすることができるというので、iPadを使うのにも丁度良いことから購入した。

Photosmart 5510という4色インクのインクジェットプリンタ。
iPadで作業したものをプリントアウトしてチェックしたりするのにかなり重宝した。
iPadやiPhoneで撮影した画像なども、すぐにプリントアウトできる。
これが、仕事で結構役に立ったのだ。
ただ、このプリンタには残念なところがあった。
給紙が必ずちょっと歪むのだ。
紙の四辺と印字が水平垂直にならない。
角度にして1〜2度ほど斜めになる。
だから、正式な書類には使えない。
そんな残念なところもあったが、まあそこそこ使ってきたのだ。

今の職場に転勤してきて、写真用紙にプリントすることの出来る機材がない状態だったので、このプリンタを転勤の際にも持ち込んで使わせてもらう許可を取った。
置いておくと、何だかんだと職場の他の人も使う。
インク代をよく使う人達で持ち寄って購入してくれることになったので、そんなにコストも掛からない。
そんな感じで使われ続けた。
ただ、休職した際に、勝手に使うのはまずいんじゃないの?ということや、自分が主に担当していたような写真に関しての仕事が一時的になくなったのだ。
そのため、休職中はプリンタは倉庫の中にしまわれていた。

さて、そんなプリンタだが、また現役復帰させることにした。
というのも、去年の年末に職場全員に一人一台のiPadが支給された。
また、それぞれの部屋の大型モニタにはAppleTVが接続されていることもあり、ミラーリングして映し出すことも簡単になった。
だから、仕事をiPad上で進める人が多くなった。
職場のデスクのPCは使うのだけれども、各自の受け持ちの場所で出来る仕事も増えた。
デスクに縛り付けられなくなったのだ。
そうすると、ちょっと紙に出してチェックしたいという要望も出てくる。
そんなときに、以前のプリンタの使い方を思い出したのだ。

倉庫から出してきて、丁寧に拭き掃除をする。
プリンタに電源を入れて、インクが出るかどうかをテストプリントしてみる。
やっぱり3年ぶりに使うものだから、すぐにはインクが出てこない。
しかし、このプリンタは、2〜3日電源を入れておいておくと、良くなることがある。
今回もそれを思い出して、2日前に電源を入れてそのままにしておいた。
そうしたら、今日は完璧に使える状態に戻っていた。
バッチリ。

10年前のプリンタだけど、使える。
HPがiPad用のアプリも出しているので、それを使えば設定なども簡単にいじることが出来る。
ということで、現役復帰。

同じ頃に買ったキャノンのインクジェットプリンタはすでにダメになっている。
印刷の枚数からすると、こっちのプリンタの方がたくさん使っている。
あとどれくらい使えるのか?
今や、プリンタもすぐには手に入らない中で、貴重な戦力でもある。

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