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20210220 今日のミュージックアルバム 相聞/中島みゆき

なんとなく中島みゆきを聞きたい日というのが周期的にある。
基本、すべてのオリジナル・アルバムは持っているが、好きなのは90年代のものが好きだったりする。
最近のアルバムは、夜会の舞台で使われた楽曲が多くなってきていて、夜会を観に行っているといないとで曲の受け取り方も変わってきそうな気がする。

最近の夜会はチケットが手に入らず、見ることさえできない。
DVDと舞台とでは全然違うものなのは間違いない。

このアルバムも、夜会で使われた曲という情報を持ってはいるが、夜会を観に行っていないのでアルバムとしての受け取りになる。

何度も聞いていてこれまでスルーしていたのか、久々に今日このアルバムを聴いて「ガツン」と頭をたたかれた様な強い言葉が飛び込んできた。
その曲は、「希い(ねがい)」

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アルバムの終わりから2曲目に入っている。

この曲の2番の歌詞。

言うに言えない恐れが 世界じゅうに溢(あふ)れてる
時が解決するだろうか 人が解決するだろうか
強く希えば叶(かな)うだなんて 子供に嘘はいけませんね
右と左の希いがあれば 強い方が叶(かな)うと教えますか

もう、言葉が強すぎて、ぐうの音も出ない。
この1年間の世界中にあふれる恐れをまるで言い当てるかのような歌詞。
そして、
「右と左の希いがあれば 強い方が叶うと教えますか」
なんていうのは、端的に世の中の矛盾をそのままストレートに歌い上げている。

もう、ホントに言葉の力がすごすぎて。

また、歌い方もパワフル。
2017年のアルバムではあるけれど、これまた名曲だなぁと感じる曲がたくさん入っているのを改めて感じた。

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