ここのところ空にレンズを向けることが多い
カメラを持って表に出ると、レンズを空に向けることが多い。
今の瞬間のこの空は、当然ながら今しかない。
空を漂う雲は、自分の立っている位置の自分の目からはこのように見えているけれども、数キロメートル離れて見たら、きっと違う形に見えるはず。
太陽の位置と比べると遙かに手前にあるために、光の当たり具合も違えば陰の様子も違うはず。
氷の粒の集まりであるがために、キラキラと光っているようにも見える。
風の吹き方次第では、ものすごく大きくなることもあれば、蒸発して消えてしまうこともある。
広い空を被写体にしたくなってしまう。
また、旅をすれば、その場所の空がある。
空気が違うのだろう。
太陽の光の位置も違うのだろう。
そんな事が重なり合って、その土地その土地の空がある。
そんな空のその一瞬を留めておきたいという欲望が、空にレンズを向け、気持ちよくシャッターを押すきっかけになっている。
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