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【ドラマ】舟を編む第2話

先日、『舟を編む』の原作本の感想を書こうとしたのに、見たばかりのドラマの方に気持ちが引っ張られてしまってまとまりのないポストになってしまった。今、先日の自分のポストを読み返して、私の頭の中のとっ散らかりぶりが明らかに見えて笑ってしまった。文章を書くのは久しぶりで、こんなにも自分の思いを文字にして、それをまとまった形にするのは大変なことなのだなと改めて思った。最近特に、自分の頭の中の無秩序ぶりに気づいて対処しなければと思っていたところだったので、文章を書くという行動は私にとっていいことかもしれない。とにかく思い浮かぶまままずは書いてみようと思う。だから、先日のポストから原作の『舟を編む』の読書ノートにする意図だったけれど、思いのまま書くということで、観たばかりのドラマ『舟を編む』について書きたいと思う。そういえば、思いを文字にする、思いを人に伝わる表現にする、というのはまさにドラマ『舟を編む』2話目のテーマの一つであったな。

さて、ドラマ『舟を編む』第二話。初めに申し上げたいのは、今回もとても良かった。私はとても好きだった、ということ。ただ、第二話は第一話とはとても趣が変わっていた。お話は、岸辺みどりが失恋を乗り越える話だった。つまり、原作にはない、原作を元に作られた延長線上のお話であった。みどりの彼氏昇平も学生アルバイトの天童も原作には登場しないので、延長線上というよりは二次制作に近い。第一話でもその二人は登場していたので突然の登場ではない。しかし、焦点が馬締とみどりに合わせてあったのでその二人の存在がありながらも、原作のギリギリ縁を歩いている感じだった。そして第二話ではその縁から思い切ってジャンプをしてドラマ『舟を編む』の世界に入って行ったという印象だった。第二話では新たな登場人物二人とみどりを介して、「恋愛」という言葉について考察していく。原作で「恋愛」の語釈について出てきてたと思うが、一つの文章の中の一部くらいの感じで出てきていたと記憶している。その原作中の本当に細かな一部をとって一話にしたのか!と少し驚いた。そして脚本家の方が原作をこれでもかと読み倒したんだろうなと想像した。きっと原作が好きで、この部分の裏にはこういうことがあって、この登場人物だったらこうだろうというと想像がどんどん膨らんでいったのではないだろうか。原作と離れたお話だったけれど、どこか細い糸で繋がっている部分が見えたりもして、原作ファンから観ても面白いお話だった。

前段で、私は原作と脚本の繋がりや離れ方についてちょっとしつこく述べてしまったように思う。この文をずいぶん時間が経った後に読み直している自分に教えてあげたいのは、現在(2024年2月)、私は先月起こった原作漫画ありドラマ制作関係の事件でとてもショックを受けているのです。そのため、今回のこの『舟を編む』がドラマ化される際にも灰色の雲のような不安が胸に広がっていた。そうした中、原作小説の出版社光文社さんがドラマ放映前にXにポストをしてくれたことに大いに感謝している。

このポストで原作者さんのブログを読み、脚本家さんのポストを読み、私の中にあった不安が晴れた。本を出す、ドラマを作る、全てのことにおいて舵を取る人の存在が必要で、その人がどういう人かによって多くの人が幸せになったりそうじゃなくなったりするように思う。今回の『舟を編む』ドラマ化に際しての舵取りがとても上手く行われているのを見ることができて、視聴者である私は他のことに気をとらわれることなく、ドラマを楽しむことにだけ集中できることを心から感謝したい。

さて、ここまで書いて1時間も経ってしまった。休憩時間は終了。もう一度ドラマを観てからまた次の休憩に続きを書きたいと思う。次が書けたらタイトルは【ドラマ】舟を編む第二話(2)となるか。今は(2)が書けるか自信がないのでナンバリングはせずにいよう。カッコ2が書けるように自分を応援する。とりあえず、今はこれまで。

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