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【投資信託】2種類の分配金


2種類の分配金があることを知ったきっかけ

10年以上前に銀行の窓口で購入した投資信託。毎月分配金が出ていたので、利益が出ているものと喜んでいました。来年から新NISAが始まるということで、資産状況を整理してみることに。すると、利回りは何とかプラスを維持していたものの、分配金を含めた投資収益はほとんど上がっていないことに気付きました。分配金が出ているってことは、利益が出ているってことじゃないのかな?色々調べてみると、分配金には課税対象となる「普通分配金」と非課税扱いとなる「元本払戻金(特別分配金)」の2種類あることが分かりました。分配金が出ているのに投資収益がほとんど上がっていない理由は、これまで得ていた分配金が特別分配金だったからでした。

特別分配金とは?

特別分配金とは、投資元本を取り崩して支払われる分配金のことです。投資分配金は元本の払い戻しであり、利益ではないため、非課税扱いとなります。

普通分配金とは?

普通分配金とは、投資元本を超えた部分で支払われる分配金のことです。利益となるため、課税されます。

これから投資を始める人、投資信託を購入する人は、分配金ありの投資信託や毎月分配型の投資信託にご注意ください。投資信託説明書(交付目論見書)や運用報告書をよく確認していないと、利益が出ていると思っていたものが、実は利益が出ておらず、受け取っていた分配金は特別分配金だったということがあり得ます。

参考文献


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