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2023年はESG関連決議への支持が急落

世界大手資産運用会社の間でESG関連決議への支持が急落していると言います。

ESG投資を推進する慈善団体ShareActionの調査によると、資産運用会社の中で運用残高上位のブラックロック、フィデリティ、盤ガード、ステートストリートは、昨年特に、ESG関連決議の支持に消極的であったと言います。仮にこの4社が支持した場合に、株主決議が賛成多数となった議案は、実際の9倍以上に上るとのことです。

なぜ資産運用会社は2023年にESG関連決議を支持することに消極的になったのでしょうか。一つは、資産運用会社がアメリカで活発化している反ESG投資の動きを懸念していることが考えられます。もう一つは、株主決議自体が行き過ぎた要求をしていたり、長期的な企業価値の向上に繋がらないものが提案されていたりして、それらを資産運用会社が支持した場合に、株主利益が毀損されることを懸念していることが考えられます。

参考文献


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