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ジョン・ウィック:コンセクエンス

あらすじ:裏社会の掟を破り、粛清の包囲網から生還した伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。地下に身を潜めながら、全てを牛耳る組織:主席連合から自由になるために立ち上がった。組織内での勢力拡大を狙う若き高官、グラモン侯爵は、これまで聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破、ジョンの旧友でもあった盲目の達人ケインを強引に引き入れ、ジョン・ウィック狩りに乗り出す。そんな中、日本の友人、シマヅの協力を求めてジョンが大阪のコンチネンタルホテルに現れた…

ネタバレ注意!!

今作品は内容は二の次でアクションの演出を観る映画である。そして、「男たちの挽歌」「座頭市」「ブレードランナー」などのオマージュや柔術、カンフー、ガンアクション、カーアクションなどの演出がテンコ盛りで目が回る。キアヌ・リーヴスのアクションシーンは素晴らしい。特にガンアクションは世界中の俳優の中で一番上手いのではなかろうか。それはメイキングを見るとわかる。

そして、キアヌ以上にカンフーアクションを魅せたのがケインを演じたドニー・イェンである。彼の「座頭市」をオマージュしたアクションは感嘆させられる。

キアヌは本作の撮影で消耗し、キャラクターを完全に殺してほしいと懇願したそうだ。

「第2弾、第3弾、そして第4弾と撮影した後、キアヌはすごく消耗し、肉体的にも精神的にも追い詰められていた」と、シリーズでプロデューサーを務めるベイジル・イヴァニクが「コライダー」のインタビューで明かした。「最後には、いつも『もう二度とできない』と口にするようになって、僕らも彼の言葉に納得した。死力を尽くしたあとで、抜け殻のようになっていたんだ。『この映画の最後で完全に殺してくれ』と言っていた」

今作品でこのシリーズは完結する。満身創痍のキアヌ・リーヴスを見届けてほしい。

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