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トリハダ 劇場版

第一話「見えざるものの中にある真理」
由美子はマンションと駅の間にあるトランクルームを借りていた。夜、荷物を置きに行くと、斜め向かいのトランクルームを使っている男と遭遇する。

第二話「異常な愛情と執念の6日間」
宅配便で働く孝史は、不在表を見て電話してきた横田という女性に家に配達に行く。仕事が終わって家に帰り、コインランドリーで洗濯していると…。

第三話「好奇心から生まれる想像と漆黒」
夜のバスの前の席に座っている女子高生の携帯電話が目に入った良和。ついつい「朝まで一緒うふふ~?」という文字を読んでしまい…。

第四話「理想と現実の相違から訪れる闇」
付き合っている男にしつこくされていると飽きて別れを切り出す葉子。ある日、引っ越したばかりの部屋に帽子を深くかぶった男が鍋を持って訪ねてくる。どうやらシチューを作り過ぎてしまったようなのだが…。

第五話「自身に降りかかった悪夢と結末の相違」
夕子が仕事から帰ると、上着のポケットに小さく丸めた紙が入っていてそこには「30」と書いてあった。翌日、出勤するためのバスを降りるとポケットの中に今度は「29」と書いてある紙が入っていて…。

第六話「誘惑と疑念の葛藤と脅迫」
専業主婦の真貴子は、毎週金曜日に限って帰りが遅い夫を疑っており「浮気したら殺すから」と言ったものの、それ以上問い詰めたりはしなかった。ある日、真貴子のもとにライフスタイルを改善するという勧誘の電話がかかってくる。


トリハダ5箇条

幽霊は出ない
幽霊による恐怖は無く、人間が持つ狂気などがメインとなっている。
超常現象は起きない
科学では説明できない現象などは発生しない。
音楽で恐怖を煽らない
基本的にBGMは無く、生音のみで構成されている(ただし、一時的に無音になることはある)。
過度な演出はしない
大きな演出などはなく、ナチュラルな演出方法がとられている。
日常から逸脱しない
パラレルワールド物やSFなどで現実が逸脱しておらず、日常の中で誰にでも起こりうる話を扱っている。

ゾンビや悪魔系、幽霊などの映画とは違い、生活する上で誰しもが遭遇する可能性があるものを取り上げている為、大変リアリティがあって怖い。本当に怖いのは人間だということを再認識させられるホラー映画である。


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映画感想文

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