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羊と青い池とスイーツを夏の思い出に

前回から2週間程あいてしまいましたが、8月に北海道に行ってきたお話の続きを書きたいと思います。

北海道美深町の松山農場の民宿「ファームイン・トント」に宿泊して、朝9時に出発したところからです。
美味しい羊の料理とスタッフの方との会話やシチュエーションがとても最高だった思い出とともに、車で南に65km進んだ場所にある「羊と雲の丘」というテーマファームに向かいます。

途中のコンビニに「The ギュートルズ」(笑)

羊と雲の丘」のある士別市では、古くから羊の飼育が盛んに行われ、サフォーク種が一番多く飼育されているので『サフォークランド士別』の愛称で親しまれています。

9時30分に到着しましたが、まわりに人の気配がなく、どうやら今日一番目のお客さんっぽい。

北海道士別市の丘の上にあります

羊と雲の丘」ではレストランの「羊飼いの家」がメイン施設で牧場が併設され、羊を見ながら士別産サフォークラム肉を使用したジンギスカンがいただけます。

レストラン「羊飼いの家」
https://www.city.shibetsu.lg.jp/soshikikarasagasu/shokorodokankoka/kankokakari/766.html
出るか出ないかは羊さん次第…気温に敏感なのね

今回はレストランは遠くから眺めるだけで、「世界のめん羊館」がお目当てです。

世界のめん羊館」では、餌やり体験もできて13種類の羊たちと直接ふれることができます。
13種類とい聞いて多いと感じましたが、1994年(平成6年)の開館当時は8ヵ国、30種類の羊を飼っていたそうです。

”羊のエサ”を一ついただき、100円をブタさん貯金箱へ投入

入場券を隣の自販機で買って(大人1名200円)、入り口は無人だったのでそのまま入ると・・・居た!!
士別で最も多い品種イギリスの”サフォーク”、顔と四肢が黒いのが特徴で「羊のショーン」でおなじみ。

こっちを見ている!かわいい♡
草をムシャムシャ食事中でしたが、”羊のエサ”をあげると夢中で食べてくれました
なかでも角があり危険な羊は[危険]というサインが貼られ、エサはあげれません
こちらは[エサをあげてもいいですョ] の看板、穏やかそうな羊さん

羊と雲の丘」には、他にも士別市で飼育しているサフォーク種の羊毛を使った工芸品が体験できる「めん羊工芸館 くるるん」もあります。
こちらでは士別産の羊毛を使ったフェルト工芸品制作体験をすることができます。
2023年春には士別市の『士別サフォーク研究会』が主催する、第11回全国ニット大賞も開催されていたようです。素敵な羊毛を使った作品が載っているので手芸等に興味がある方はHPでも楽しめると思います。

めん羊で制作されている小物もこちらで購入できます
記念に手のひらサイズの羊の作品を我が家にもお迎え
全部羊毛で描かれている素晴らしい大物作品も展示されてます

改めて考えると、こんな近くで様々な種類の羊たちに会うのは初めて。羊は種類によって飼育方法が違ってデリケートな動物だと知りました。そして愛らしい表情をしていることも・・

羊にエサをあげた時に手のひらを舐められた感覚が抜けきらないまま、車で1時間ほど南に進み、旭川でランチします。

行きたかった北海道で人気の回転寿司のお店は2時間待ちだったので諦めて、旭川駅近くの和食のお店にしました。

旭川といえば有名なラーメン店が多いようですが、
今回は『天金本店』のランチメニューから”おまかせ御膳”をいただきます

その後、ナビで目印をつけていた上富良野の「就実の丘」に隣接する坂のアップダウンが激しい「ジェットコースターの道」を経由して車を走らせます。

写真を撮りましたが、ここがメインの坂ではなさそう(汗)

上手く写真を撮れるとこんな感じだそうです。北海道観光サイトからお借りしました ⬇️

https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_10518.html

もう一度戻って写真を撮りなおせばよかったかな?否、まだ陽が明るいうちに美瑛町の「白金青い池」をこの目で確かめてみたい!
そして30分後に無事到着。
白金青い池」は真っ青な池が特徴でガイドブックでもよく見ますが、本当にこんな色の池があるのか不思議で是非行ってみたかったのです。

今まで人も車も少なかったのに、ここは観光客で賑わっていて観光バスも何台か駐車していました

案内板のとおり進んでいくと…ドキドキ、池が見え始めてきました。

確かに青い!
正面からみると更に青い!!

青い池は美瑛川の澄んだ水に、白ひげの滝などから流れ出るアルミニウムを多く含んだ地下水が混ざることで、青色になると言われています。
水中に漂ったこれらの成分は太陽の光を散乱させる効果を持ちます。
これにより池の水面に反射した太陽光が分散され、短い波長の光となって私たちの目に届くので、鮮やかな青色に見えるのです。

また、温泉から流れてくる硫黄や石灰が池の底を白く染めることで、より一層水の青色を引き立てます。

北海道公式観光サイトより

想像してたより、こぢんまりしていた青い池をこの目で確かめ、青色の正体もわかったところで売店でソフトクリームを購入。

美瑛牛乳ソフトにラムネ味が混ざった”青い池ソフトクリーム”
キツネのビスケット添えで色合いが好きです

ソフトクリームの他にも”青い池プリン”や”青い豚まん”、”青いビール”なんかもありました。青いシリーズ…どんなレシピなんだろう?

締めに美味しいものを食べると訪れた観光地の印象が良くなってしまうのは私だけでしょうか(^^)

他に池といえば、岐阜県にあるモネの絵画のように美しいと称される「モネの池」も見てみたい。まだまだ行ってみたい(確かめてみたい)場所がたくさんあります(^^)


さて、次に目印をつけておいた場所は富良野の「菓子工房フラノデリス」です。

北海道の新鮮な乳製品や卵など素材にこだわったスイーツのお店。こちらの看板商品ドゥーブルフロマージュが食べたくてやってきました。

階段の横には自動販売機「Delice box」が設置され、
24時間いつでもプリンや焼き菓子類を購入できます
店内で購入してテラス席でいただきます
”ドゥーブルプリンセット ” 1,000円(税込)
ふらの牛乳プリン+ドゥーブルフロマージュプチ+ふらの葡萄ジュース
(ドリンクは牛乳や珈琲、紅茶も選べます)
こんな木を囲んだテラス席も

始めて食べるドゥーブルフロマージュのやさしい口溶けと濃厚で冷えた葡萄ジュースはとても美味しく、富良野の風を感じていただく贅沢なスイーツでした。
お取り寄せもあるけど、この場所で食べたいので富良野に来た時にはまた寄らせてもらいます!

菓子工房フラノデリス」を出た頃には陽が落ち始めて、その後三笠市のホテルに宿泊しました。
翌日、名残惜しくも横浜に帰宅です。

3泊4日の北海道旅行で他にも「羊ヶ丘展望台」や「支笏湖」に立ち寄りましたが、時間が足りない・・もっとゆっくりしたいしもっと食べたかった。またまた欲が出てきました。

今回は、私の好きな村上春樹(小説作家)の作品『羊をめぐる冒険』にゆかりがあるとされる北海道の美深町に行ってみたいと計画した旅行でした。
前回の記事で触れた場所ですが、以下の本でも取り上げられています。

”村上春樹作品の舞台を散歩しながら、作品が生まれた場所や作家の愛した景色を訪ねる。
村上春樹の小説は、五感で楽しむエンターテインメントです。
この本を持って実際に街を歩いて「足で感じる文学」を楽しんでください”

東京にも村上春樹作品の舞台があるので、次は自宅の横浜から日帰りで巡ってみようと思います。
散歩するのも目的があるとより充実しますね、こういうの楽しいです(*^^*)
過去に読んだ本をまた読み返したくなりました。

最後は千歳市の「支笏湖ビジターセンター」入口付近にいるヒグマちゃんの写真で締めたいと思います。

羊と青い池とスイーツを夏の思い出に、読んでいただき有難うございました。

”いらっしゃい” ”また来てね”

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