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どこにのこり、なにがとどまる


身体を脱ぎ
みえなくなったきみが
きみとしてさいごに残るものは何なのだろう。

わたしのなかにある
耳の奥底に残る声なのか、
目を閉じて浮かぶ姿なのか
胸に沈む想いなのか。
思いうかぶ幻想なのか。

わたしでないところにある
きみがかいたメールなのか。
きみがかいた語りなのか。

きみのいう生きて在る世界の
どこにとどめておくことができるのだろう。

かたちあるものとして時間を超え
きみとして最期に残るもの…
なにをとどめておくことができるのだろう。
















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