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2021年、木村優一、noteを始めます!

「昨年はどんな年だったかな、今年はどんな年になるかな」
毎年、年始になると、そんなことを考えるのですが、正月休みが終わると、すぐに日々の生活に忙殺され、あっという間に一年が過ぎ去ってしまいます。

2020年はどうだったか。大きな公演があるな~と思いながら年が明けましたが、急激なコロナ禍の襲来で、2月のライブを最後に、お客様の前で演奏することはほとんどストップ……忘れられない一年になったことは間違いありません。「昨年はどんな年だったかな、今年はどんな年になるかな」を通り越して、「現在の木村優一はどうか、過去の木村優一は?そして、これからは」と自問自答をする時間も増えました。

こんな機会にと、学生時代に使っていた歌の教則本を引っ張り出して「あぁ、この部分できなくなっている」「あれ、これはちょっとできるようになっているかな」と自分の歌を見つめなおしました。また昔観た映画を観返して「あれ、前に観た時とは違うところで感動したな」「でもやっぱりこの場面で流れる音楽いいなぁ」と、自分の感性の変遷を確認する時間にもなりました。自分の過去を振り返ったり、好きなものを挙げたりすることは、大掃除の時にふと昔のアルバムを見つけて、時間を忘れてページをめくっている感じに似ているかもしれません。

そうだ、この際、自分の半生を振り返り、木村優一のアルバム――自分を形成してきたものたちを見つめなおし、文章に残しておこう! と思い立ち、noteにアカウントをつくり、徒然に記事をアップしていくことにしました。

思い起こせば、木村優一のアルバムにはいつも母の存在がありました。音楽家である母は、私たち姉弟にいろんな音楽を聴かせてくれましたが、一番初めは母の子守歌だったと思います。母も声楽を学んでいたので、息子の私が言うのもおかしいですが、母の歌声は美しく、大好きでした。その歌を聴くうちに、自然と母の真似をして歌うようになったのが歌の原体験でした。母が言うには、私は常に歌っていたようで、物心つく頃にはボーイソプラノで歌っていました。ご近所からは、お宅のお嬢さんよく歌われていますね、とずいぶん言われていたようですが。

そしてもう一つ大きな存在を占めるのが、映画。成長と共に、歌と映画が大きな関りを持っていることを知り、どんどんと映画にも興味を持つようになりました。私が一番好きな映画は、『サウンド・オブ・ミュージック』です。デビューCDにも収録した思い出の曲「エーデルワイス」もこの映画の曲ですが、私の人生の節目節目に登場する大切な作品です。このエーデルワイスを中学校3年の音楽の試験で歌ったことがきっかけで、歌の道に進むことになりました。今でもジュリー・アンドリュースが歌うエーデルワイスを聴くと涙が出そうになります。

こんな感じで、木村優一のアルバムに収められているものたち、そして収められていくものたちを、少しずつ文章にしていこうと思います。音楽のこと、映画のこと、故郷のこと、仕事のこと、日々のこと。雑多な感じで綴っていきたいと思いますが、もし気になる記事を見かけたらお気軽にフォローしていただければ幸いです。

#note書き初め #エッセイ #音楽 #映画

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