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牛田雅人君と行く歌碑めぐり~中野区編~

あけましておめでとうございます。
昨年からスタートしたnote。今年はどんなことを書いていこうか、ワクワクしています。本年もどうぞよろしくお願いします。

2022年第1回目は、やはり歌について書いてみたいと思います。

土地には歌がある!?

街を歩いていると、たまにふと目に付く歌碑
土地に因んだ歌は数多ありますが、いわゆるご当地ソングと言われる歌は、地名が出てくるものだけではありません。
作詞者、作曲家ゆかりの地に因んだものまで含めると、大抵の曲はどこかの土地に関係することになるのかな、と思います。

私がパーソナリティを務めているFMK(FMくまもと)『木村優一みんなスマイルLet’s Sing!(唄わんかい!)』でも熊本の民謡「五木の子守唄」を放送したことがあります。私のデビューアルムバムにも収録した曲ですが、熊本に関係する歌を流すと、リスナーの皆さまからの反応がよく、やはり地元の歌に愛着を持っている方が多いのかな、と感じています。

ちなみに昨年は番組内で、

「おてもやん」
「火の国旅情」
「阿蘇の恋唄」
「ヨヘホ節」

と、熊本に関連する歌を歌いました。皆さんご存じですか?

歌碑を探してみよう


歌にも歴史あり。それを辿ってフィールドワークをすると歌の理解が深まるかも。有名な曲だと、公園や道の片隅に歌碑が設置されていることもあります。普段はあまり見向きもされない歌碑ですが、偶然見つけると、「この曲は、作者がこの辺りを歩きながら構想を練っていたのかな?」と、想像もふくらみます。

そうだ、歌碑探しの旅に出てみよう!
そんな思いつきから、歌碑をめぐる様子を動画におさめ、シリーズでお届けしてみようかと思います。相棒は牛田雅人君、愛称ウッシーです(笑)。
ウッシーは、ぬいぐるみの牛さんです。歌が大好きで、牧場でも「モーモー♪」歌っているとか。新しい歌を学ぶべく、牧場を飛び出し歌碑めぐりのお供をすることになりました。

第1回「神田川」


旅の第1回目に選んだのは、南こうせつとかぐや姫1973年のヒット曲「神田川」の歌碑。
若い方の中には、タイトルだけではすぐにメロディが思い浮かばないという方も多いと思いますが、「貴方はもう忘れたかしら~♪」
この歌いだしの歌詞、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

動画を撮影したのは2021年12月2日ですが、事前に「神田川」の情報を調べてみたところ、作詞の喜多條忠さんが2021年11月22日に亡くなられたというニュースが出たばかり。喜多條さんは、かぐや姫の「妹」「赤ちょうちん」、キャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」など、名曲を多く作詞された大作詞家です。偶然選んだ曲だったため、訃報のニュースに正直とても驚きましたが、追悼の意味も込めて、行くことにしました。

相棒のウッシーと待ち合わせた中野坂上駅から徒歩10分くらいのところにある、中野区末広橋近くの公園に目的の歌碑がありました。公園の近くには神田川があり、歌のモデルになった場所かと思いきや、実際にモデルになった場所は高田馬場駅の近くの神田川にかかる橋の付近なのだそうです。なぜ、この場所に歌碑が建てられたのか、少し謎ですが、歌詞については喜多條忠さんが早稲田大学の学生時代に経験されたことがベースになっているとか。実は私も神田川の近くに住んでいたことがあり、少なからずご縁を感じていました。

歌碑には1番の歌詞が全文刻まれていたので、僭越ながらその歌詞を見ながら歌ってきました。

動画はこちら↓


私はこの曲をリアルタイムで聴いていたわけではありませんが、この曲の歌詞、メロディに胸打たれます。大都会を流れる神田川は、大自然の雄大な川と違い、どことなく哀愁を感じてしまうのは私だけでしょうか。田舎から上京したばかりのころに感じた寂しさに似ている気がします。そんなことを思いながら、この歌碑を後にしました。

このシリーズを通して、皆さんにも普段何気なく聴いていた歌をもっと好きになってもらえたら幸いです。

最後に、喜多條忠さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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