カーペンターズで洋楽に目覚める
K先生と英語
私の中学時代、一番好きな授業は音楽と英語でした。
中学1年時の英語の先生はK先生。K先生のおかげで、英語が好きになり、英語を学ぶことが、音楽をより好きになる一つのきっかけになったように思います。
中高一貫校だった私の母校は、英語、数学の授業のスピードが特に早く、ついていくのに必死。おかげで数学は「苦手な教科」に。しかし、英語はK先生のご指導が楽しくて、「好きな教科」でした。
そして、今でも思い出すのは、先生が何気なく教えてくれた「カーペンターズ」の存在でした。「カーペンターズはみんな知っとるね?カーペンターズの歌、特に〇〇って曲は、わかりやすいよ」と。曲名は覚えていないのですが、TOP OF THE WORLDかYESTERDAY ONCE MORE だったのでは、と思います。
カーペンターズ…音楽+英語 絶対聴かなくては!!
早速母に尋ねてみると、カーペンターズのベストアルバムを買ってくれました。聴いてみると、もうドはまり!
英語の歌詞は、まだよく理解できませんでしたが、流れるようなメロディと、無駄な力が入っていないカレン・カーペンターの声に魅了され、何度もリピートして聴いていました。偶然にも、当時カーペンターズが再評価されていたようで、テレビドラマやCMでも頻繁に流れており、カーペンターズ、そして「洋楽」を意識して聴くようになりました。
それからというもの、洋楽にはまり、洋楽のラジオ番組や雑誌をチェック! お小遣いはほとんどCDに充てていました。
カントリー歌手のドリー・パートン、女優としても大活躍のヴァネッサ・ウィリアムス、アイルランドの伝統音楽をポップスに融合した兄妹グループ、ザ・コアーズなどなど。
もちろんYouTubeなどない時代でしたので、お店で視聴できなければ、ラジオでお気に入りを見つけるか、店頭を物色し、勘でCDを購入するしかありませんでした。購入したCDは当たり外れがあっても、次のお小遣いをもらえるまで、聴き続けなければなりません。
不思議なもので、最初はあまり好みではなかったCDも、聴いているうちにだんだん好きになっていきました。当時好きになったアーティストは軒並み今でも大好きで、よくぞ見つけた!と当時の木村少年を誉めたくなります。
英語の歌に歴史あり
木村少年は、聴くだけでなく、覚えた曲を歌っていました。
意味は分からず、ただ聴こえただけのものを好きなように歌う……母に言わせると、木村少年はずっと歌っていたそうです。特に風呂に入りながら歌うのが好きでした。ボーイソプラノで歌っていたので、隣の家にも聞こえていたようで「お宅のお嬢さん、よく歌っていらっしゃいますね~」と……。姉には、「やめてよ、私が歌ってると思われるんだから!」と言われていました。
今でもライブなどで英語の歌を歌うのが好きですが、そんな歴史をたどってきた歌と思って聴いていただければ、幸いです(笑)。
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